飲み会で価値観を共有したら最強のワークショップになった件
Prologue
私は残酷な人間だと思う。
自分の人生において必要なものを優劣つけて
【いる/いらない】で分けて、いらないものは呆気なく置いていく。
それがモノであったり、人間関係であったり、全てに対してこの繰上げと切り捨て、取捨選択を繰り返している。
社交的であり、様々な場所に顔を出す私は一見交友関係が多そうに見える。
しかしこの、人間関係潔癖症であり最強の切り捨て人間な私は
「限りある自分の人生の残りの時間を使いたい」と思う人間は少ない。
そのため本当に仲のいい人の数は限られてくる。
2023年を振り返ったときに、ライフスタイルの変化もたくさんあったが
ふと思いついたのが「大事な仲間がたくさんできたなぁ」ということだ。
自身が運営している教育事業「かめスク」のスタッフさんと一斉個別面談を行った際、スタッフの人生においてかめスクにジョインしていることがどんな正の影響を及ぼすことができるかを明確にしたかったので
「あなたの人生や日常生活の中で優先順位が上にくるものはなんですか？」
と問いかけをした。
そう、優先順位。
自分の人生において大事にしていること、即ち個人の価値観。
この価値観を知るための評価指標みたいなのが知りたかったので探してたら、「世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方」の著者八木仁平さんが考案した「価値観100リスト」がとても可視化しやすかったので、採用させていただきました。
※価値観100リストは八木さんのLINE登録でシートのデータがいただけます。
そしてみんなの価値観を知りながら、ふとこれを一緒にやりたいなぁと思った人がいた。
飲み会(新年会)でワークショップをしてみた
ワークショップメンバー
今回行ったワークショップのメンバーはAOIで知り合った大切な仲間。
定期的にご飯を食べたり飲んだり飲んだりしゃべったり飲んだりしてる。
紹介していくね。
File01：さおりん
あと歌がそのへんの歌手よりうますぎる。そのへんに歌手あんまいないけど。
身体がびっくりするほど柔らかい。いつも可愛いが、テンパったときが一番かわいい。
結婚式で旦那と誓のキスをしなかったにも関わらず
その数十分後にかめきちにキスされたえぐめの被害者。
File02：しょうやん
頭の回転が良すぎる彼からはアンテナが100本立っていていつも情報沼に陥るそうだ。
会うたび嫁にキスするかめきちをいつかフルボッコにしたいと思っているかもしれない。
看護師は副業で、本業はシェフ
File03：そうくん
むしろ日の当たる時間に酒飲んでないと逆に大丈夫そ？と心配になるレベル。
血液アルコール濃度はほぼほぼかめきちと同じ
いいとこたくさんあるけど一番はトルネコのダンジョンの進み方が神がかってる所
File04：かめきち
みんなへの問いかけ
この会を始める前に
「みんなの思う価値観ってなんだと思う？」と問いかけた。
ーーーー
し：「捉え方？」
そ：「えーなんだろーわからん」
さ：「個々の意見？」
そ：「いままで植え付けられてた知識かもしれん」
さ：「人それぞれの意見かなって私は思ってる」
し：「もっとそれを深く言うと、生まれてから今までの経験かな」
ーーーー
(関係ないけどサ行が多いんじゃ)
と、それぞれの「価値観」という意味を言語化してもらった。
ここで八木さんの動画に習って、私は「価値観＝大事にしているもの」ということで話を進めていこうと提案した。
みんなの価値観
10個ピックアップして順位をつけていくのだ
みんなに価値観100リストを記入してもらい、そこから本当に大事なものを1位〜10位に絞り、一人ひとりプレゼンしてもらうことになった。
そこで面白い発見が得られた。
なんとみんな1位〜10位がすべて関連づいた結果になり、
それを自分の人生のストーリーとして照らし合わせながら話していくのだ。
たとえば、
「3位の人助けを達成したいからこそ、9位の情熱があって物事に取り組むし、7位の成長が大事だと思っている。そして結果、1位の余裕が生まれる」
みたいな。だから自分の大事にしているものって繋がって繋がって、
それが【価値観】になるんだなと。
そしてみんなの10項目が、「うんうん！！まさに！！この人を表しているよね！！！！」という内容だった。自己紹介？wって感じ。
この「その人となりを表す言語を具体化して」「大切な人たちと共有する」という現象がﾝめっっっちゃくちゃよかった。よかった。(2回言う)
みんなありがとう。
友人との時間は人生に幸福をもたらす
今更だが我々のグループ名はセンサイズという。
酔ってて誰がつけたグループ名かわからないが、話していく中でとりあえず全員バチクソに繊細であるという共通点があった。
人の顔色を気にしてしまう
誰かが嫌な思いをしてほしくない
守りたいものがある、など。
とにかく繊細。
ふっとさわると、サラサラと溶けていってしまいそうな心の持ち主たち。
みんな自分のギリギリを生きた経験がある。
人一倍、痛みを知っているからこそ
人一倍、人に優しくできるひとたちなのだ。
新年会という年始めの楽しい時間のなかにクソ面談くさい、
100の質問に全員嫌な顔せず、真剣な顔をして答えてくれた。
ある意味拘束とも捉えられる行為だったか、私には不思議と自信があった。
私がやりたいことを受け入れてくれるであろうという自信。
私は純粋に、この人たちの価値観を知りたいと心から思っていたのだ。
それがみんなに通じてくれたんだと思う。
(あとシンプルに全員知的好奇心が高いw)
Epilogue
価値観100リストというくどいものをやってもらったが、
結果、みんなを知れたとてもいい時間になった。
「残酷すぎる人間法則」でも、本当に信頼のできる友達と過ごす時間は幸福な感情をもたらすと書いてある。
一緒にいてくれる仲間たちよ、本当にありがとう。
私の愛に付き合ってくれて、ありがとう。出会ってくれて、ありがとう。
あの日の一瞬一瞬すべてに感謝をして。
この美しい星で出会えたすべての奇跡に感謝をして。
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