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仲間はずれの居場所 駆け込み寺

アジール
犯罪人や奴隷・債務者などが、報復などの制裁から保護を受けられるように慣習的に認められた場所。
中世ヨーロッパにおける教会・聖地・自治都市などが代表的な例。

アジールという概念を友人に教えてもらった。
犯罪者でも、教会のここだけは安心していられるという場所。
法律国家の中で、このような概念がそぐわしいかどうかは別として、みんな逃げ場所、駆け込み寺、居場所、安心、安全を求めるシーンは人生に何度かあるのではないだろうか。

先日職場で、男性の私が女性の中で村八分的にされることがあった。

その時は、おじさんの中に逃げ場所を求めた。コロナだからなかなか飲み会もないが、おじさんに擦り寄ってはわかりやすい話題にその居心地の良さを感じた。

小学生の時に仲間はずれにされたこともあった。
その時は、近所の下級生と草野球をして遊んでもらった。

職場の先輩からのパワハラにあった時は、出張の車の助手席の再任用のおじさんとの会話に居場所を求めた。
慣れない職場で思い通りに溶け込めなかった時は、昼休みに自分の車の中でギターをつまびくことに居場所を求めた。

もちろん家庭の中に愚痴という形で居場所を求めることもあったし、
グループラインの中の同級生など、オンラインに居場所を求めることもあった。
私はあまりなかったが、オンラインで知らない人とのやりとりに居場所をもとめることもあるだろう。

どこかに居場所があったから、どうにか生き残ることができる。
縦の関係、横の関係、斜めの関係、もっと変わった関係いろんな関係、コミュニティ、居場所があっていいと思う。

自分なりに、どこか探して、生き残ってほしい。
あなたの価値は、周囲2mのコミュニティの雰囲気に左右されるものではない。
例えば1年という時が経てば、周囲2mの雰囲気は変わってくる。
その1年をやり過ごすための居場所をもつ。

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