ヒーロー&ヘルパー

この記事は現在7名のアーティストから構成されたグループに向けて

ガイド役のYujiroが発信したメッセージを編集したものです。


シンボロジー研究会の皆さん

おはようございます。

ヒーロー&ヘルパー

このグループにはこれまでエニアグラムの講座にご参加いただいたアーティストの方たちをメインに現在7名の方にご参加いただいています。

ほとんどの方が何らかの形で表現行為に携わっており、その道での一流のプロフェッショナルという方もいらっしゃいます。

ここにご参加いただいた方たちは、ご自身の得意とする表現のジャンルを通して受け手に何かを与えることのできるGiverとしての能力を備えておいでです。

今日は理屈ではなく僕自身が経験したことから少しお話しさせてください。

僕は長い間教育系やコーチ系の仕事に携わっていたこともあり、「生徒やクライアントの可能性をいかに引き出すか?」という視点から人を見る習慣があります。

ある時期心理療法のスキルを通して人と関わっていたこともありますが、その時は「いかにして人を癒すか?」という視点からクライアントと接していました。

セラピストとしての経験と教育者としての自身の経験から何らかの症状や問題を抱えている人に対して「いかに症状を消すか?」という態度で接するよりも「いかにして目の前の人の可能性を発見しその可能性が具現化するようにサポートするか?」というスタンスで関わった方が双方がハッピーになれることを学びました。

「いかにして問題を解決するか?」

というスタンスで現実と関わった場合と

「いかにして可能性を具現化するか?」

というスタンスの時とでは、同じことをしていても展開する現実がまるで違ってくるのです。

ここにお集まりの皆さんの「新しい現実を創り出す能力とスキル」は平均より高い水準にあるように僕には見えています。

しかしながら、そういう方たちでも何かを具体化しようとすると何らかのチャレンジ(乗り越えるべき課題)が出現するのがお約束のようです。

今はまだコロナ問題の余波が続いており、日本はともかく世界的に見たらまだまだ大変な状況になっています。

私たちは世界的に見ても大きなチャレンジに直面していますね。

神話的なジャーニーにおいては、ヒーローあるいはヒロインが旅をする途上、必ず大きな試練に直面するのはお約束です。

その際にヒーローがチャレンジを乗り越えるのをサポートするヘルパーも必ず出現するものです。

現実の世界でも同じことが起きます。

皆さんもリアルな世界で自らのヒーローズジャーニーを続けながら時にはヘルパー役を引き受けることもあると思います。

表現者という生き物はそれぞれが自らのステージにおけるヒーロー&ヒロインであると同時に自身の発するメッセージによって受け手にエネルギーを与えるヘルパーとしての役割を同時に果たしている人たちです。

表現者がヒーロー&ヘルパーとしての役割に忠実にコミットしていると、どこからともなくヘルパー役が現れてサポートしてくれるという物語のような現実が実際に起こりますね。

私たちの生きている現実は現実的であると同時に象徴的で奥深いステージのようにも夢の世界の現実のようにも見えます。

皆さんはこれからも自身の表現行為を通して幾重にも折り重なったシンボリカルな現実の層を一つずつ通過しながら自身のポテンシャルを開花させ、新しい現実を創り出していかれることと思います。

今日も良い1日をお過ごしください。

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