インプロの楽しさ

シンボロジー研究会の皆さん

7人のメンバーのうちの一人の大浦 さやかさんは、役者でもありインプロのスペシャリストでもあります。インプロとは「即興」を意味するインプロヴィゼーション(Improvisation)から来た言葉ですが、ジャズの即興演奏をイメージするとわかりやすいと思います。
さやかさんの場合は役者として演劇的な状況で展開される即興劇のマスターでもありますが、インプロマスターが楽器を演奏できれば即興演奏にも展開できると思います。

さやかさん

インプロについて馴染みのない方もいらっしゃるかと思いますが、私の感覚ではインプロは人生の縮図です。人生はインプロと言ってもあながち間違いでもないかも。

5月9日に私がさやかさんのインプロのZoomでの講座に参加したあとでその時の印象を書いた文章をコピペさせていただきますね。

さやかさんは7w6のエンターティナーなので、私もそのテンションに合わせて文章を書いてみました。こういうのもインプロの一種かも・・・。

「タイプ7のテンション&リズム感でインプロについて書いてみました。

昨日はこの研究会のグループのメンバーの大浦 さやかさんの主催するインプロのZoomでのワークショップに参加してまいりました。
もう脳内麻薬が出まくり!
子供の頃の気持ちに戻って遊びまくった感じです。
インプロの面白いところは想像力を働かせて自分以外の何かに「成り切る」ところ。

気功も元々は動物の真似をしたり木の真似をしたりというところから始まっています。何かに「成り切る」という手順を重視するのは、気功においてもインプロにおいても共通しています。

大人になると頭が固くなるのか自分がこうだと思い込んでいる誰か以外の生命体に成り切るのが難しいようです。
そういう人でも楽しみながらインプロを続けるうちに頭がほぐれて大富豪にでも宇宙人にでもなり切れるようになるのです(たぶん)

エニアグラムによって明らかにされるタイプ(反応パターン)も「自分はこういう人間である」という自己イメージによって固定化されたものなので、新しい自分にアイデンティファイする術に熟達すれば、新しい反応パターンに沿って考え、行動することもできるようになるのです。
優れた役者はそれを実践しています。

とはいうものの「自分は貧乏人」という固定した自己イメージに慣れた人がいきなり大富豪に成り切るのはやはり無理があります。

6日の日に「新しい自分」にアイデンティファイするというワークを行った際にうまくいかなかった方もいらしたかと思いますが、これには主に3つの理由があります。
1、新しい自分のイメージが描けない
2、新しい自分になりきれない
3、現在のリアリティーが掴みきれていない
1、2、に関してはインプロのトレーニングが助けになります。
3に関しては大変に奥深いテーマを孕んでいます。大抵の人は自分のことや自分を取り巻くリアリティーを知っていると思っていますが、誰もが分厚くてゆがみの入った偏光レンズを通して歪められた現実を見ているような状態に置かれています。
このため現在のリアリティーをありのままに見ることはとても難しいですが、エニアグラムの助けを借りることで偏光レンズの厚みを薄く、歪みを少なくすることはできます(ここだけタイプ5的な文章)
話がディープになりすぎるのでこの辺は適当にスッと飛ばして(タイプ7っぽく)インプロの話に戻ります。
インプロのいいところは自分を遊びながら自己や周りの人と向き合い、自己認識や他者理解を深められること。
しかも無駄に重くなることがありません。
その秘密はインプロの基本概念である「Yes and〜」にあります。その場で何が起きても否定せず「いいね〜」と受け止めて展開させていくのです。

これをグループで続けていくと脳内麻薬が出てくるのか何やらハッピーになります。脳内麻薬はいくら出しても犯罪になりません。むしろ精神衛生にプラスの効果があります。

西欧社会に初めてエニアグラムを伝えたグルジェフも音楽や演劇やダンス、様々な芸術的手法を取り入れて弟子たちの成長を促すワークを考案しました。

こうしたトレーニングを通して固定した自己イメージから解放された人はより自由な人生を生きることができるようになるのです。



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