【祝】2024年時代小説ベスト10(単行本部門)に選出!
どーも、筑前助広です。
2025年がスタートいたしました。僕は年末年始ずっと仕事でしたので、本日1/6より短い正月休みです。
去年の年末から凄く忙しくて、そんな中で颯の太刀シリーズの第2作「颯の太刀 好敵手」が発売いたしました。
正月休みを挟んだので、感想などボチボチですが、是非読んだら感じたこと、思ったことを教えていただけますと嬉しいです(ファンレターもね)
さて、今回は2025年幸先のいい吉報について――。
ご存知ない方もいらっしゃると思うのですが、時代小説(歴史小説含む)というジャンルには、「時代小説SHOW」という書評サイトというものがございます。
管理人である理流さんは、時代小説を深く愛し、サイトで紹介するだけでなく、東京新聞の「推し時代小説」コーナーを持ち、数々の作品の解説、かつては「この時代小説がすごい!」にも携わり、日本歴史時代作家協会の選考委員も務められております。そして僕を見出してくれた恩人でもあります!
そんな理流さんが選定する2024年時代小説ベスト10の単行本部門で、僕にとって初めての単行本「独狼 念真流無間控(早川書房)」が10位に選出されました!
この錚々たる作家陣の中で、僕のような胡乱な素性の作家が、かつ文芸味が評価されやすい単行本のランキングで選ばれたことは、素直に喜びであります。
そして何より嬉しいのが、コメントですね。
「圧巻のバトルが連続する対決シーンは、時代小説史に残る超弩級の名場面と言えるでしょう」
実はこの作品、僕が人生で初めてネットに投稿した「狼の裔」から始まるシリーズ作品で、第3作目。
※「狼の裔」「狼の贄」は非商業。
そして、その主人公である平山雷蔵を何としても商業に送り出したいと、シリーズ第1作のつもりで書いたのが本作。
☟そんときの記事
早川書房の担当編集さんからの助言と熱い指導を受け、ネット投稿時から90%ぐらい書き直しておりますが、これもネット小説です。
そんな作品が、「時代小説史に残る超弩級の名場面」と言われたのです。
ネット小説は何かと軽く扱われがちなところはありますが、こうした作品があるのも、ネット小説の奥深さでしょう。
なろう、カクヨム、アルファポリスetc、、、
いろんな投稿サイトがありますが、歴史時代にとって、ネットが新たな人材供給源になる時代になれば、ジャンルが若返り、そして多様な作品が生まれるのではないでしょうか。
それはともかくとして――
めでたい!
ご祝儀替わりに、「独狼 念真流無間控」を買って、そして読んで、感想をお聞かせください!
大河「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」と同じ時代ですよ!