大動脈解離・破裂03(循環器系疾患との交友録)

消防署が近くにあり、救急車も一台待機中で、しかも以前救急搬送された病院からも近く、朝の通勤ラッシュも終わった時間帯で、と数々の幸運に恵まれほぼ時間的なロスのない状態で病院に搬送されました。病院についてからも手術室が一つだけそれも1階に(ほかの手術室は全て2階)空いており、なおかつ、いつも診察を担当していただいている心臓血管外科医のいる手術チームが待機中でいるという数多の幸運に恵まれました。一生の幸運を全てこの日のこの瞬間に集約したような状態でした。
本人は救急車に乗せられ名前や家族の連絡先、かかりつけの病院など救急隊員との必要な問答を終えた後、気を失っていました。次に覚醒したのは4日後か5日後の2回目の手術の日でした。

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