まぶたのせいにしてたけど
noteを読んでくれる親しい友達から「ブスネタオンパレードだけど、そんなブスじゃないじゃん!自虐はダメ!」と戒められる。確かに顔を背けるほどのブスじゃないだろうなとは思う。しかし心の底から信じている信念、私はブスの自覚がある。揺るがない。これはどこから来ているのか?
子どもの頃から私は母から「お母さんに似て二重なら美人だったのにね〜」「赤ちゃんの頃からべんたさん(方言?)だったもんねぇ」等々言われていた。
一方弟は母に似てくっきり二重、子どもの頃は外国人?と間違われることがあるほど可愛かった。わたしは可愛いと言われた記憶は一度もない。同じきょうだいなのにどうしてこんなに顔が違うのか?悲しかった。
そしてこのブスの呪い、もしかしたらその小さな呪いの積み重ねなのかとふと思ったのだ。
「一重瞼はブス。」これが私の心の中に1番焼きついていた。高校生の頃、アイプチが発売された時には「これで私も可愛くなれるのでは!?」と少ないお小遣いから購入してトライしてみた。
しかし私の平安貴族ばりの、げにおかしな立派な一重瞼はアイプチにも打ち勝った。のりは一瞬で剥がれ去る。むしろ右目を完成させ左目の施術に取り掛かっている際に元に戻る。なんという形状記憶!この力、何かの研究に使えるのでは?地球救えるのでは?
そして当時流行りのブルー系のアイシャドウを塗れば(資生堂のピエヌなんて買ってみたりした)
「え?どした?殴られた?」感満載、アイラインを引けば歌舞伎役者。もはや泣きながら見栄を張るしかない。ヨォォォォ!
でも何かうまく行かなかった場合には「まぁブスだから選ばれないのだ仕方ない」という体のいい理由付けにもなる。ブスを生きやすいように利用もしてきた。悪いことばかりではないのだ。
ただ呪いのせいで、いまだオシャレや美容のハードルが高い。高く感じる。
前々からディスプレイのお洋服がとても好みで素敵だなと思っているお店、見つめ続けて数年である。いい女系のお洋服で、着てみたいけど私なんかが着ても笑われるだけ!(誰に?)そもそもそんな服着て行く所ないじゃないのと自己解決して足を踏み入れたことがない。美容もメイクも然り。
ん、書いてて闇の深さを自覚して恐ろしくなってきたぞオイ。
結局行き着く所、自己肯定感の問題なんだと思う。どんな容姿でも自己肯定感が高い人は自分を大事にできる。好きな服を着て好きなメイクを楽しんでいる。素敵だ。
私は自分を大事にすることは苦手だ。たぶん苦手なことベスト3に入る。「え、いやいや私なんかを大事にとか滅相もないですハハハ!」とかいう言葉がまず出てきちゃう。闇…闇は深いのだ…
褒めてくれる人、認めてくれる人が身近に居るのはとても重要な事なのではなかろうか。
せめて子どもたちには呪いをかけないようにしたい。
そんなこんなで中年まで根深い呪いが解けていないのですが、
なんとわたくし、40歳近くになった頃、両瞼が二重になりました!!!!
整形ではありません。
そう、日本人の6〜7割は加齢とともに二重瞼になるそうです。知ってた!?
〜若い頃の私へ〜
一重瞼で悩んでるよね。ツライね。
でも朗報です!
歳を取ればアイプチ無しで二重になれるぞーーーー!!!!!
ただ、悲しいお知らせもあります。
あなた、二重になっても美人にはなってません。そんな変わらない…
あ、まぶたの問題じゃなかった……
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