お店にあるちくわ達のパッケージを観察してみる話
こんちくわ。
ちくわのもくず和えやおでんが美味しい季節になりましたね。
たんぱく質が重要視される近年、世はまさに大ちくわ時代!!!
日頃ちくわ愛好家を名乗っていますが、ふと「そういえば食べたことないちくわがあるな」と思い、ちくわに関する新たな発見を求め今回様々なちくわを買って観察してみることにしました。
たくさん商品があるなかで、パッケージにどんな工夫がされているのかや違いなども観てみたいと思います。
全部買ってきた
ということで近くのスーパーにあったちくわを全部買ってきました。
(日付が4月なのは記事を寝かせすぎたせいです)
練り物エリア自体は商品が多すぎて一瞬ひるみましたが、そのなかのちくわエリアはほんの一部でした。ひと安心。
それにしてもカゴにちくわしか入ってない人、なんか普通に怖いですよね。
買ってきたちくわ達
No.1「太ちくわ」
普通の5本入りの細いちくわとの差を感じさせるインパクトのある「太ちくわ」
シンプルなコピーと中央上部に大きく「太ちくわ」と自信ありげに商品名が入っています。
右側の「本みりん使用」の背景には赤が使われ目立っていますね。本みりん使ってることでコク深い味わいを感じられるということなのでしょう。
No.2「ほたて貝柱ちくわ」
きちんとパッケージを見るまでは、なぜか「太ちくわ」のホタテバージョンだと思っていました…これはパッケージのレイアウトが似ているということなのでしょうか…?
色白なちくわのボディと、ホタテを想起させるパッケージのやわらかな色がマッチしていますね。
「そのままがおいしい」というコピーにより、調理しない方がむしろおいしいんだと期待させてくれます。
No.3「のやきちくわ」
「のやき」ってなに!!??と初めて見た私は思いました。
そして右上に「飛魚入」の文字。
なんだか香ばしそう!と一目でわかるパッケージです。
文字もちょっと崩したような書体で、少し重みというか渋さを感じます。
右下にはおでんの調理イメージがあり、このちくわは良い出汁がでるので煮込み系が向いているのだろうということが伝わります。
No.4「ねりもの習慣 ちくわ」
こちらの商品は「高タンパク」と「糖質50%オフ」が一番目立つようなパッケージになっています。
矢印で上下を表現しており数値関係がわかりやすいですね。
そして、上部にはなんとバーニャカウダーの調理イメージが大きくあるではないですか。バーニャカウダーは新しい…
ちょっと他の商品とは方向性が違うようです。
もしかしたら普段ちくわをあまり食べない方向けに考えられたものなのかもしれません。
「ねりもの習慣」というライフスタイルを意識したブランド名もいいですね。
No.5「速筋タンパク ちくわ」
こちらもちくわの文字は小さく「減塩」「速筋タンパク」というキーワードを大きく使っていますね。
ちくわは低糖質&高タンパクではあるのですが、塩分が高いことが課題とされています。
そのなかで「減塩」というキーワードはかなりの強みですね。
上下の帯と「減塩」に安らぎや癒しをイメージさせる緑を使い、体に優しそうな印象を与えてくれますね。
私の推しちくわです。
No.6「PBちくわ」
どのお店もですが、PB商品はブランディングされた統一感のあるシンプルなデザインになっていることが多いです。
他の商品とはデザインに差があるので、たくさんの商品が並んでいてもPBだと判断がしやすいようになっていますね。
調理イメージも定番のきゅうりちくわですね。ピンクのはわかりません。誰か教えてください。
No.7「おいしいものをちょっとだけ」
初めて見た時、なにこの商品名???と思いながら購入したのを覚えています。
ちくわの文字もないし、商品名がお茶目で気になってしまいます。
このサイズで3本って少なくない?と思ったのですが、それは商品名の通り「おいしいものをちょっとだけ」なのです。もう別格においしいです。
これこそ 令和のちくわ王 と呼ばせていただきたい商品。
商品名の黒字を金のフチが引き立てていますね。
ちなみに食べてみるとわかるのですが、こちらの減塩タイプが No.5「速筋タンパク ちくわ」です。名前を変えて商品化しているんですね。
No.8「竹笛」
ちくわといったら竹笛、知らない人はいないのではないでしょうか。
他のパッケージは上部か中央に商品名が来ていますが、こちらは右中央に帯のように入っています。
そして右側背景には竹を想起させる金のラインで縁起の良さを感じますね。
No.9「竹笛しそ」
竹笛のしそ風味バージョンです。
竹笛のパッケージをベースに大葉のシルエットや色味を使っており、同じシリーズのラインナップだとわかりやすいですね。
ちなみにお味は爽やかでとてもおいしいです。結構しそです。
No.10「焼ちくわ」
こちらも定番ですね。おでんにいれるちくわといったらこれでしょう。
金のハンコのようなテイストで「鯛だし仕立て」とあります。
パッケージは全面透過になっておりちくわが全身みえます。
「焼ちくわ」の文字自体は視認性は低いですが、企業ロゴと堂々たるシルエットで読ませる必要は無いのかもしれませんね。
中央の鮮やかな赤は、鯛と火?をイメージしているのでしょうか。
No.11「PB焼ちくわ」
こちらは No.6「PBちくわ」と同じ感想です。
他の焼ちくわと比較してもシンプルなデザインとなっています。
コピーの通り肉厚で香ばしいです。
No.12「うまいぜ!!太ちくわ」
初めてのタイプですね。
下部に筋肉質な男性のイラストが入っています。
おそらく 筋トレしている人が筋トレ前後に手軽に一本食べる ことを考えてデザインされたものではないかと思います。
コピーやイラストからもそれがイメージできますね。サラダチキンバーのような役割でしょうか。
あとこちら、パッケージが違いますが、No.1「太ちくわ」と中身は同じだということに食べていて気がつきました。
まとめ
全体を通してですが、フォントは明朝か毛筆を使用していることが多いようです。やはりちくわは和の食材のイメージが強いので、まったく違う方向性だと混乱を起こしてしまうのかもしれません。
あとは「たんぱく質」というキーワードが多く入っているなという印象です。昔はなかったと思うので、ここ数年の低糖質+たんぱく質ブームの影響かと考えられます。
商品を選ぶ基準でいうと、パッケージに強く影響されるというよりは、情報とちくわ自体のビジュアルに影響されるかなという印象です。
また新しいちくわを発見したら観察してみたいと思います。
※買ってきたちくわ達は冷凍してすべておいしくいただきました☺
おまけ「利きちくわ」
動画で後日公開予定
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