今年も忘年会シーズン到来!お酒を飲むとラーメンが食べたくなるワケとは!?
いつもありがとうございます!
『九州筑豊らーめん』です♪
いよいよ今年も残りわずかとなり、忘年会シーズン到来!といった時期になりました。
皆さんも職場や友人の方たちと今年の締めくくりに、忘年会をおこなう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はそんなお酒とラーメンの関係について、少しお話したいと思います。
皆さんの中には「お酒を飲んだらシメにラーメン!」ということをお聞きになった、あるいは実際にそうされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実はこれには科学的な根拠があるようなんです!
お酒を飲むとラーメンが食べたくなる理由とは!?
■糖質が含まれているから
お酒を飲んだ時、体内ではどのような事が起きているかというと、、、。
肝臓でお酒、つまりエタノールを分解する時、体内の糖分を必要とするため急激に血糖が消費され、血糖値が下がってしまいます。
その時に脳が「お腹が空いた!」と指令を出すので、ラーメンなどを食べたくなるという仕組みです。
つまり、ラーメンだけではなく、お茶漬け、おにぎりなど、脳が出す血糖値低下の指令に身体が反応して炭水化物を摂取しているというわけです。
■塩分が含まれているから
アルコールには利尿作用があります。
尿には水分だけでなく、ナトリウムやカリウムなどさまざまな成分が含まれているため、トイレに行く回数が増えると、体内に必要な成分も一緒に排出されてしまいます。その結果、身体がナトリウム不足となり、それを補うために塩分が欲しくなるという原理です。
また、昆布だしに含まれるグルタミン酸や、豚骨スープに含まれるイノシン酸などの旨み成分が、アルコールの分解に役立ちます。
このこともお酒を飲んだ後にラーメンを食べたくなる理由のひとつといわれています。
ラーメンはお酒によって体から失われやすい「糖」や「ナトリウム」などに加えて、「グルタミン酸」や「イノシン酸」などのアルコールの分解に役立つ成分まで含まれていることもあります。
だからお酒を飲んだあとにラーメンが食べたくなるんですね!
お酒を飲んだあとの炭水化物への欲求は脳の錯覚!?
しかし、お酒を飲んだあと血糖値が下がるのは一時的な現象で、しばらくすると肝臓のグリコーゲン(糖)が分解され、血糖値が再び上昇し始めます。この時に炭水化物をとってしまうと、アルコールの分解が活発になり過ぎて、酔いの原因であるアセトアルデヒドが多量に生産され、さらにお酒を飲むときはおつまみも一緒に食べていることが多く、すでにある程度のカロリー摂取をしています。
ラーメンは1杯500~800kcalと高カロリーなので、その後にさらにラーメンを食べるとカロリーオーバーとなりやすく、過剰な炭水化物の摂取は太る原因にもなってしまうのです!
お酒を飲んだあとの空腹感にどう対処したらよいのでしょうか?
飲んだ後に炭水化物を欲するのは、いわば脳の一時的な錯覚です。
その錯覚のせいで悪酔いや肥満にならないためにも、お酒を飲んだあとに「ラーメンが食べたい!」と思っても15分ほど我慢すると、その欲求が徐々に和らいでいきます。
そして炭水化物の代わりにオレンジ、グレープフルーツなど柑橘系のものをを食べることで、肝臓の働きをよくするビタミンの一種であるイノシトールによって、悪酔いや脂肪蓄積の防止を助けてくれるんです!
そうは言っても、お酒を飲んだあとの一杯のラーメンは格別ですよね!
皆さんも、今年の忘年会や年末年始はくれぐれもお酒はほどほどに、、、。
皆さんどうぞ健やかにお過ごしください♪