私だけは大丈夫!というバイアス
「自分の命が有限だ」という事実を目のあたりにしたことでショックを受けた私。
ショックを受けて、次にどう思ったか?ということを書いていきたいと思います。
ガーン!というショックから悲しくなったり怖くなったりした後で、ふと冷静になって、「あれ?私はなぜショック受けてるんだろう?」と気づきました。
人がいつか死ぬことは当然の知識として知っていて、過去には身近な人を亡くしたこともある。
知識も経験もあるのに自分が死ぬと実感してショックを受けてるってことは「自分だけは特別な存在で死なない」と思い込んでたってこと??
その考えに行きついて、私ったらどれだけ図々しいねん!と笑ってしまいました。
たぶん正常性バイアスというやつなんでしょう。
生きていく上で自分が死ぬというストレスに晒され続けることには耐えられないから「自分は大丈夫」と思い込んでるんですね。
その正常性バイアスは病気とわかった今でも「自分はきっと大丈夫」と思い込もうとする方向に働いて、大丈夫だという情報を求め続けています。
死を直視することがストレスで、自分は大丈夫と思いこんだり、反対にそのことを考えまいと逃避したり無視したりする、という脳の回路になっているなら、ストレスの大元である「死」にちゃんと向き合った方が良いんじゃないかな?と考えました。
そして、ふと思い出したのが「喜びから人生を生きる!」という本です。
これは内的家族システム(Internal Family Systems Model)という心理療法を学んでいる時に紹介された本で、アニータという女性が臨死体験によって根本的に意識が変わり、癌が身体から消えて無くなったという実話です。
意識を変えて癌が無くなるなら誰でもそうなってるでしょ、と思われる方もいるかもしれません。
私自身、この作者のような体験をしたわけではないので想像になってしまいますが、その変化には「死んで終わりじゃない」という大きな安心感が関わっている気がします。
この本の内容の解説はとても難しいし、私の理解では誤解を生みそうなので、もしご興味ある方がいらっしゃったら読んでみていただければと思います。(今までの常識や知識では測りきれない内容が書いてあるので、拒否感が強い方もいらっしゃるかもしれませんのでご注意ください。)
私たちの命は有限。だけど死んで終わりじゃない。という内容は長くなりそうなので次回にしたいと思います。
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