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#83 バンクショットの持論と考察⑥

前回までのバンクショット記事・・・
※考察①#74はコチラ
※考察②-前編#75はコチラ
※考察②-後編#77はコチラ
※考察③#78はコチラ
※考察④-前編#79はコチラ
※考察④-後編#80はコチラ
※考察⑤-前編#81はコチラ
※考察⑤-後編#82はコチラ

★目次★

①バンクショットもクッション系、だから先球のスピードが合っていることが第一。

②先球に生じるスピン(特に横回転)の影響を考慮する必要がある。そしてスピンを活用すれば色々な狙いができる。

③バンクにもシステムがあるが、システムに乗せるためにはシステムに合った撞き方が必要。

④鋭角(クッションに対してより垂直に近い)のバンクと、鈍角(クッションに対してより平行に近い)のバンクにおける、スピンやクッション反発の影響の差とは。

⑤縦バンクは何故難しいのか?鋭角と鈍角のバンクは?それは数学的に明らかである。

⑥ショット後の手球がイメージできない・手球コントロールを伴わないバンクショットを撞くのはちょい勿体ない。

⑦手球コントロールという要素を考えると、時に直接ポケットよりバンクショットの方がイージーになる場面が存在する。


今回は⑥です・・・

バンクショットにおける「手球のコントロール」のパターンを考えてみる←今回はよくあるバンクの形と手球のイメージを並べただけになります。(通常のシュートにおいても手球・的球の形ごとにある程度パターン化されたコントロールがあるように、より形に限定があるバンクショットでは、自分の中で「このショット形なら、この手球コントロールのイメージから・・・」というのははっきりしていた方が撞き易いと思っている。←この決めを持っている=手球イメージができる、なのだと思う。)

※今回は特に「力加減」や「撞点」を明示はしない。←なぜならば、バンクショットにおいては上記要素が的球のコースに与える影響が大きい為である。以下、同じ配置形においても実際の厚み・力加減・撞点等には補正差が存在するもの、と認識してもらえると大変ありがたい。
あくまでよくあるパターン・イメージの話であり、実現方法は各々のショット方法であったり台コンディションであったりに合わせていくことが最も重要である。

パターン1:サイドポケット付近のバンクショット①
入れの方は比較的狙い易いバンクショットなので、積極的に手球コントロールしたいパターン
①②廻すパターンは「順上」一辺倒ではない。的球との厚み・クッションまでの距離・走らせる強さ等により、「芯~下目」「真横」等の撞点変化と力加減・厚めの変化を併せることで実現し易いショットは変わってくるはずである。
③スローショットのバンクなら「順目」撞点がかえって邪魔になる可能性も・・・
④直サイからの「逆」系撞点で手球立たせるショットがあるなら、バンクでも同じような手球は再現できるはずだ。
パターン2:サイドポケット付近のバンクショット②
的球とクッションが少し離れたことで「直接短クッション」へ入れる手球コントロールの使い分けがしやすくなるイメージ。
②④通常のサイドへのシュートでも傾向あるが、入れた後の手球が「引き強」「順目」回転になり易い(的球とのもらい捻り的にも撞点的にも)。クッションに対して縦~縦へ返すショットは特に引きカーブの調整と順回転を消す撞点・加減込みでショットを合わせられるようにしたい。
パターン3:角度の開くサイドバンク・真っすぐ系
①このストップが成立するショットを基準に・・・
②~④力加減や押し引き量を変えた時に「同じ厚み」でいけるのか?「上下撞点」だけでいけるのか?の見極めが必要。
パターン4:角度の開きが広いサイドバンク
この辺りはシュート確率自体が低めな、攻めか守りかリスク選択が重要なバンクショットではある。ゆえにどうせ攻めるのならリスクを負った分に見合うリターンがある手球含めた最高のショットにしたいと自分は考えている(リスクあるのに入れイチで次も大変なまま・・・ではちょっと・・・それならちゃんとしたセーフティ決めた方がよっぽど良い攻めだと思う)
この辺のバンク、変に入れを合わせようとしてもコース誤差大きく中々合うものとも言い難い。むしろ撞点・力加減をある程度しっかりした量と強さにして、的球のコース変化を一定化できた方が成功し易いイメージがある。
よって、必然的に「手球を動かす」イメージで撞いた方がそういうショット加減になり易いと考えている。
①「順下(右下)・引き回し」系だが、撞き慣れると思いのほかバンクとして狙いやすく手球も結構動かせるので是非試してみて欲しい。
パターン5:サイド腹切りバンク系
サイドポケットに近い高さであればこちらも比較的入れの方は率が高めのショット基本的には「薄目の当てからコースがやや伸びる」スローショットかひねり無し~逆ひねり系で併せることが多いイメージ(①~③)。ゆえに④順下回し系のショットがかなりイメージ難しかったりする・・・興味ある方はぜひ試してみて欲しい。
パターン6:縦バンク系
以前の記事にも書いたとおり縦バンク自体がシュート率的には中々に難しいショットになる。よって手球に変化をつけ過ぎると、補正コントロールがかなりゴチャゴチャになり易い。
また的球がレール際に寄るほど、手球と的球のキス回避自体も難しくなってくる。
③コレは言える事だが「手球を走らせたければ薄く当てられる方のバンクを狙え」と「撞点は下目から」だ。

次回も今回の話題と関連して手球イメージに関する内容になります!

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