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HISはオンライングルメサイトを開設するべき #マーケティングトレース

今週のカンブリア宮殿で特集されたHISでは、全社員から新規事業を募集していたとのことだ。そこで今回は、自分だったらどんな新規事業提案をするか、を考えてみた。それはずばり、「オンライングルメサイト」だ。

HISが持つ資産によって解決できる課題

HISが持つ資産は、有形のものであれば、全世界に展開しているオフィスやスタッフ海外旅行に行ける(程度の経済的余裕がある)顧客があげられる。同時に、長年の旅行業運営によって蓄積されている「世界の網羅的な観光情報」も、HISならではの資産だろう。

一方、HISの顧客の立場にとって考えてみると、海外旅行には行けない時代ににあっても、「非日常を味わいたい」というニーズは必ず持っているのではないのだろうか。息苦しい閉塞感を持っているこの時代では、このニーズはより強くなるのではないかと思う。ようするにこれは、「非日常を味わいたいという顧客のニーズを満たす、海外旅行ではない手段」を見つけるゲームだ、ととらえることができる。

非日常を日常の中で再現する

海外旅行の体験を考えた時に、浮かぶ思い出はおそらく「現地で見たきれいな景色」「食べた美味しいもの」「見つけた珍しい動物」などだろう。逆に、移動中の体験(特に日本から現地までの飛行機の体験)を、旅行の思い出として挙げる人は少ないのではないだろうか。裏を返せば、非日常は移動ではなく現地でしか触れられないモノや景色にある、と言える。

そこで、HISの観光情報網ならではの珍しい食材やモノを集めて販売するサイトを作るのだ。見るだけでも楽しいサイトになるだろうし、既存事業であるオンラインツアーと組み合わせてもいい。

できるなら、輸送には航空便を使いたい。同じく困っている飛行機業界も助けることができるだろう。義理人情の世界になってしまうかもしれないが、困難を分かち合うことで生まれる絆は強いだろう。往々にしてビジネスでは(論理ではなく)義理人情がモノをいう―私はそう考えている。

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