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コロナがもたらした「新しいマーケット」は、ニーズとウォンツで分けて考えるべきだ
今週のカンブリア宮殿では、「おうち土産」という新たなニーズを見つけた際のストーリーがとても印象に残った。「緊急事態宣言中でも自分は出社しなければならなかった。その際に、家族から”うらやましい”と言われた。それが、出張と同じだな、と思った」。そこから、「特別なものになった外出の際に、家族に手土産を買って帰って喜んでもらいたい」というニーズを見つけ出し、訴求することで大成功したわけだ。
また、外で飲み会をする機会が減ったことに伴って、家で飲むことが増えた。これは「リフレッシュしたい」というニーズに対するワンツが形を変えた、と言える。これまでは「雰囲気の良いお店」だったり「美味しいお店」が求められ、家で飲むことはそこまでなかったのではないだろうか。それが、「家で飲むためにビールサーバーがあったらいい」とか「宅飲みを華やかにするようなおつまみが欲しい」というように、おなじ「リフレッシュしたい」というニーズを満たすために人々が求めるものが、形を変えた例である。
こうして考えてみると、「コロナが生み出した新しいマーケット」は、「新しく生まれたor大きくなったニーズ」と、「変化したウォンツ」に分解して考えられるのではないだろうか。「ニーズ」とは、「○○を満たしたい」「○○を解決したい」という人々の欲求だ。「ウォンツ」とは、ニーズに対して「○○が欲しい」という具体的な手段のことだ。
コロナで新しく生まれたor大きくなったニーズ
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