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空き家の市場規模と活用方法について考えてみた

 今週の「ガイアの夜明け」は、”住まいで問題を解決する様”を特集していた。その番組では、空き家が増えている現状について語られてもいた。人口減少という避けられないマクロトレンドを考えると、人口に対する家の数は必然的に過剰になっていく。この「過剰になる家」をどうやって活用するのか?は、今後大きなトレンドになっていくものと思われる。そこで今回は、空き家の現状やその市場性、どのようなビジネスチャンスがあり得るか、について、考えてみたい。

そもそも「空き家」とは何なのか?

 空き家とは、ざっくりと「人が住んでいない家」のことをイメージしていたが、意外にも様々な”種類”があるようだ。

 そもそも「空き家」とは、日本全国にある家の数から、下記の3つに当てはまらない家のことを指し、2018年の調査によると約846万戸存在する。

①普段から暮らしている人がいる
②普段暮らしている人はいないが、昼間だけ等、一時的に使う人がいる
③建築中である

 その「空き家」にも、さらなる分類が存在する。国交省の資料によれば、

●二次的住宅: 別荘や、たまに寝泊まりするために使う
●賃貸のために(一時的に)空き家になっている
●売却のために(一時的に)空き家になっている
●上記に当てはまらない、その他の住宅

といった分類がされている。「空き家」と聞いて、我々が(問題意識を伴って)想起するのは最後の「その他の住宅」であるが、その件数は2018年時点で約347万戸(空き家全体の40%以上)を占めている。

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 ※上記の資料は、「空き家対策について」(国土交通省 令和元年5月)より引用

空き家有効活用の見込みはあるか?

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