「佰食屋」と「焼き鳥 大吉」 - コロナダメージの違いはなぜ生まれたのか
今週の「ガイアの夜明け」では、焼き鳥チェーン店である「焼き鳥 大吉」にフォーカスして、コロナ禍でも繁盛を続ける仕組みの秘訣を紹介していた。曰く、
・10坪20席という小さい店構えで、すべての客に気配りができる
・郊外の立地で家賃を抑える(10 ~ 15万円ほど)
・店内調理で美味しさを実現
といった点が、成功の秘訣なのだそう。特に1つめの特長から、「居心地のいい店」という価値が生まれ、リピーターを増やすことに成功しているのだそうだ。「焼き鳥 大吉」は、夫婦2人でも切り盛りできるという点も特徴として挙げられていた。このフレーズを聞いて、「佰食屋」のことをふと思い出した。
「佰食屋」は、「100食限定」でランチを提供し、100食が完売したらさっさと店を閉める、というスタイルのお店だ。いわゆる「ワークライフバランス」が軽視されがちな飲食業界にあって、労働時間を短縮し、子育てや家事、趣味との両立を可能にしたモデルとして、一時期もてはやされていた。ただし、内部留保の少なさが仇となって、コロナウイルスにより大きな打撃をこうむっていたそうだ(手前みそだが、過去にnoteを書いたので、気になる方はぜひご一読を)
なぜ、「佰食屋」と「焼き鳥 大吉」で、コロナの影響に差が出たのだろうか?両者を比較しながら考えてみる。
4Pの比較で見えてくる対照性
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