パナソニックを #マーケティングトレース
いつもなら、カンブリア宮殿を観た翌日には「だいたいこんな感じでnoteにアウトプットしよう」というイメージができていて、簡単な事実確認をしたうえで”自分がCMOだったらどうするか”の妄想を膨らませてnoteを書きあげる―。こういう日曜日の午前中を過ごしてきた。しかし、今日はそうはいかなかった。パナソニックの特集を観た後でも、「何をトレースしようか?」というのが決まらなかった。苦境にあえぐ大企業がどう奮闘しているか、という特集だったためか、その大企業の中で奮闘する個人に焦点を当てた回だったためかはわからない。ただ、番組の最後から「村上龍の編集後記」にいたる流れを見ると、番組としては、「今風の流行言葉にのっかるのではなく、松下幸之助の言葉に原点回帰して、自社の良さを取り戻そう」的なイメージを発したいのではないか、という印象を受けた。マーケティングトレースの記事だというのに、番組の感想を書くのに400文字も使ってしまった。
安宅和人の新著『シン・ニホン』に記載されていた課題解決の型を思い出す。一つは、「理想が明確にあり、それに対して現状のgapを明らかにして、打ち手を考えていく」もの。そしてもう一つは、「そもそも理想を明らかにする点がまず課題であり、理想を固めてから初めて、現状をどう変えていくか、という議論ができる」もの。もしかしたらパナソニックに必要なのは、後者の課題解決法なのではないだろうか(もちろん前者ができている、とはいいがたいと思うが)。
そんな前提を踏まえたうえで、パナソニックを取り巻くPESTを整理してみる。
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