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算数「面積」②
昨日に引き続き算数の授業について書きたいと思います。面積の授業の2時間目です。前回の授業では花壇の広さ比べをするのにどのような方法が適切なのかと言うことを考え、その結果花壇の周りに敷き詰められているタイルを花壇の中にも延長して、火山の中をタイルの数で数えれば比べることができるんではないかと言う考えに至りました。
本時では、その考え方を生かして、方眼の中に書かれている長方形と正方形の面積を比べて、どちらがどれだけ広いのかと言うことを考える問題に取り組みました。
この時間は、面積の普遍単位である平方センチメートルを導入する時間なのですが、ただ算数の英語として教えるのではなく、その意味をきちんと持たせることを意識し事業を行いました。
単純にますの数を数えてそのますの数の差は、面積の差であると言う機械的なことではなく、一辺が1センチメートルの正方形のいくつ分で、その面積の差は一辺が1センチメートルの正方形の何個分の差である、という表現できるように気づかせていきます。
少し回りくどいように感じるかもしれませんが、この一片が1センチメートルの正方形と言う部分をわかりやすい共通言語にしたのが1平方センチメートルなんだよと言う文脈で説明をするためには必要なステップだったと考えています。
この辺はかなり丁寧にやってしまったので、適応問題まで進む時間がなくなってしまったのは反省点ですが、子供たちと有意味なやりとりをしながら算数の抑えていくと言う時間になりました。
ちなみに、このます目を数えると言う作業の中で、1個ずつマスを数えるのではなく、掛け算を使えば、簡単にマスの数を数えられることに気がついた子もいました。このことは、面積の公式を導入する際にもとても大切な考え方になりますので、ぜひ生かしていきたいと思いました。
内容としては、ごく普通のものですか、数学的な見方・考え方を意識して働かせるためには、価値のある立ち止まり、回り道なのではないかなと考えています。
今回は、算数「面積」の2時間目の授業の様子について書いてみました。最後までお読みいただきありがとうございました。ご意見ご感想がありましたらお気軽にコメントいただければうれしいです。