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教師を取り巻く環境整備

前回に引き続き、令和の日本型教育を担う質の高い教師の確保のための環境整備に関する総合的な方策について(答申)から読んでいきたいと思います。

第二章では、教師を取り巻く環境整備の基本的な考え方について述べられています。第一に令和の日本型学校教育を担う教師及び教職員集団の姿として、教師が研修や学ぶ時間を十分な確保等によって、自己の資質、能力等を高められるようにし、生き生きと子供たちと接することができる環境の整備が必要と述べられています。
現状勤務時間内には、このような研修や学ぶ時間というのを十分に確保するのは難しいというのが現状です。勤務時間外に書籍等で知識を取り入れたり、休日に行われる研究会などに参加するといった方法があると思います。もちろん平日に行われる研究会と言うのもありまして、学校で自習体制を作っていただいて参加すると言うこともできます。しかし、教員不足が叫ばれている今、自習体制を作ることも容易ではありません。
この章の2つ目として、教師を取り巻く環境整備の目的が書かれています。教師の健康を守ることと、新たな学びの実現に向けての教師の資質能力の向上、そして若手の先生や教職志望の学生の方が教職に魅力を感じるような環境を作るということが述べられています。
このような教職の魅力については、各教育委員会等でも教員採用に向けたリーフレットなので、若年者の先生方の声などをもとにアピールしているところですが、実際の現状がネガティブに伝わってしまっていると言うところもあり、教員採用試験の倍率はかなり低くなってしまっています。限られた人数を自治体間で取り合うような感じになってしまっています。こうした現状を変えていくための法則が求められています。
教師を取り巻く環境成分、基本的な方向性として、第3章以降に書かれていますので、次回の記事で内容読んでいきたいと思います。

今回は、第二章の教師を取り巻く環境整備、基本的な考え方について読んでみて考えたことを書きました。最後まで読みいただきありがとうございました。ご参考になれば幸いです。ご意見ご感想はお気軽にコメントいただければ嬉しいです。

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