2学期初日の学級経営
夏休みが終わり、2学期の初日を迎えます。
さまざまなモチベーションの状態が入り混じっています。
しっかり作戦を練って1日を過ごす必要があります。
登校前
まずは、教室の様子をチェックします。
しばらく使っていない教室ですので、換気をしたりホコリを取り除いたりして環境を整えます。
養護教諭の先生が確認してくださっていますが、水道の水を少し流しっぱなしにして、蛇口付近に溜まっている水を新しい水にします。
黒板には、ウェルカムメッセージを書きます。私は、スライドを映しておきました。久しぶりの再会についての気持ちと、登校後、朝の会までにやるべきことを書いておきます。手順を示しておくことで、安心して過ごすことができます。
初日ですので、テンションの高い子もいるかもしれませんが、落ち着いて過ごせるように、片付けが終わったら取り組める簡単な課題を用意しておきます。今回は、クロスワードを印刷して机上に置いておきました。
登校時
教室に入ってくる子どもたちを笑顔で迎えます。手を振って「おはよう」と笑顔で言うと、子どもたちも自然と笑顔になります。
黒板のメッセージを読んで行動することを伝え、できていない子には直接声をかけて行動を促します。
朝の会〜始業式〜担任の話
進めながら、話の聞き方や整列の仕方を確認します。始業式の心構えを伝えます。
整列をやり直したり、始業式中の子どもの様子を見て後でほめたりと、この時間を有効に使っていきます。
始業式後に、学級通信を使って、2学期に向けた担任の思いを話します。学校の目指す子ども像や学級目標など、いつも立ち返ることができるところに焦点を当てて話すのが良いと思います。
宿題集め
夏休み明けの特徴が、この宿題集めです。学校によって出す課題は違うと思いますが、多種多様の宿題をいかに確実に、効率よく集めるのかは作戦を建てなければなりません。
一つの方法として、子どもたちに机の上に提出物を全て用意してもらい、前方に用意した長机に順番に出してもらうと言う方法があります。
同時に教師がチェックをしながら集めますので、忘れた子の把握もしっかりでき、その場で声をかけられます。
雰囲気と関係づくり
休み明けの子どもたちには、楽しい気持ちで帰ってもらいたいです。そこで、簡単にできるゲームを用意して、和やかな雰囲気をつくります。
夏休みビンゴやすごろくなどのゲームで、友だちと関わる時間をつくります。じゃんけんをしたり、インタビューをすることで会話が生まれ、固かった雰囲気が和やかになります。
個人で遊ぶゲームだけでなく、たけのこニョッキなどの全員で遊べるゲームを行うと、心をあわせることなどを思い出すことができます。
時間に余裕があれば、子どもたち一人ひとりが夏休みの思い出などを話す場ができると、その話に対して質問をするなど会話が生まれます。ただ、夏休みの過ごし方も多種多様ですので、配慮も必要です。
このようなポイントを意識して、2学期初日の作戦を立てました。
おわりに
今回は「2学期初日の学級経営」をテーマに書きました。
お読みいただき、ありがとうございました。
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