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「はじめに」にこめた思い

本日、「子ども集団を束ねる鉄板スキル10」の発売日でした。
といっても、私が注文した分は、Amazonで20日に到着予定でしたので、手元に届くのはまだ先かも知れません。既にご予約いただいている方、ありがとうございます。しばらくお待ちください。

今回は、初稿の前書きを紹介します。


はじめに


 はじめまして。千葉県で小学校教員をしている柳圭一(やなぎ・けいいち)と申します。附属の先生でも、SNSやセミナーで有名な先生でもありません。普通の公立小学校で教員をやっています。今年で教員20年目になりますが、長期研修に出させていただいた1年間を除いて毎年学級担任をさせていただいております。昨年度2年生を担任したことで、全学年コンプリートしました。

 そんな私が、今回「ワンテーマ・ワンBOOK」シリーズの1冊を執筆する機会をいただきました。このようなチャンスは人生で一度きりかもしれません。この本の編集を担当してくださっている、学芸みらい社の阪井一仁さんに、「先生の伝えたいメッセージが一番出る本を」という励ましをいただき、これまでの担任経験や書籍等で学んだことをもとに、「集団を束ねるスキル」をテーマとした1冊を書くこととなりました。

 本を書くといっても、最初に述べた通り、先進的な実践をしているわけではなく(学び続けてはいますが)、むしろ失敗談の方が多くあります。そんな一学級担任が書く本にどんな意味があるのでしょうか。これは、言い換えると、誰でもできる「すぐできそう」な実践をしているということです。誰もがやっているような、毎日続けられる実践こそが、教師としての自分を形作っていると言っても過言ではありません。

 学級担任は、1年間の勝負です。この本を手に取られたみなさんが、1年間の様々な場面で大切にしてほしい「集団を束ねるスキル」を、私が実際にしてしまった失敗談も踏まえながら、紹介していきます。

 これまで、当たり前のように行なってきたことを、本を書くにあたって言語化してみることで、これから教師人生をスタートするみなさんや、すでに教師としての人生をスタートしたものの悩まれているみなさんのお役に立てるのではないかと考えています。


本の前書きは、その本を読んでいただけるかどうかきっかけになる部分です。本書が、他の本とどのように違うのか、ということを意識して書きました。こちらを読んで、心にひっかかるものがあれば、ぜひ手に取っていただければと思います。

今回は、単著の前書きについて書きました。最後までお読みいただきありがとうございました。ご質問やご感想はコメントいただけたら嬉しいです。

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