災害廃棄物の処理
被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます
能登半島地震の被災地石川県輪島市で、応急仮設住宅が完成したというニュースがありました。
避難所生活から、プライバシーが確保される仮設住宅に入居できるということは、心身の安らぎ方が変わってくると思います。
ここから、生活の再建に向けて進んでいくなかで、簡単な道のりでは無いと思いますが、1日が終わった時に休める場所があるということが大切なのだと思います。
また、仮設住宅の中で、これまで築いてきたコミュニティが維持されることも期待されます。
今この瞬間も、救援や復旧にあたっている方々への感謝の気持ちと、一刻も早く救援や復旧が進むことを願っています。
災害廃棄物の問題
今回は、続けて能登半島地震の話題です。
災害の復旧に向けて大きな障壁となるのが、災害廃棄物の問題です。
今回の地震では、家屋の倒壊などで多くの被害が出ました。
名古屋大学の平山修久准教授による推計がニュースになっています。
被害の大きかった珠洲市では、通常の1年間の処理量の65年分の廃棄物が出ると予想され、これは、熊本地震よりもかなり多い量だそうです。
社会科で、ごみの処理についての学習が,4年生であります。
その際、ごみ処理施設のごみピットの大きさに驚くような場面がありますが、多くのごみを巨大な焼却炉で燃やしています。
それを知っているからこそ、その大きさでも65年分というのが、その量の多さを物語っています。
当然、一つの自治体では無理なので、広域での処理が必要になります。
海に近いということで、海上輸送なども選択肢にあるそうです。
また、被災地の復興のための資源として再利用していくという方法もあるそうです。
廃棄物の処理がスムーズに進んで、復興がスピードアップすることをねがっています。
今回は、災害廃棄物についてのニュースから考えたことを書きました。
お読みいただき、ありがとうございました。
ご参考になれば幸いです。
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