たくさん採れたプチトマトの保存方法とは?
夏野菜って、一気に採れますよね~。
例えば、たくさん採れたプチトマトとか。
結構困ったりしませんか?
そのまま冷蔵庫にしまっておくと、干からびてしまったり、白いカビ?が生えたりしますよね。
カットしてドライトマトを作るのも良いのですが、ちょっと面倒でしょ。
もっと簡単で長持ちな「甘酢漬け」が、一般家庭にはオススメです。
①プチトマトのヘタを手で取り去り
②流水で洗って水気をよく拭いてから
③甘酢に漬け込んで落としラップをしてタッパごと冷蔵庫保管。
たったこれだけ。笑
甘酢のレシピは色々ありますが、例えばこんな感じ。
「酢200cc ,水100cc ,甜菜糖50g,塩1つまみ」をよく混ぜるだけ。
濃さの好みは各自で調節してね。
プチトマトをカットしない状態で甘酢に漬け込み、冷蔵庫保管しておく。
割れたプチトマトも、一緒に漬け込んでしまいましょう。
2週間程度は、甘酢の中で瑞々しいままを保てます。
甘酢の中に、プチトマト全体が漬かって(沈んで)いる状態にするのがコツ。
お弁当の彩りや、サラダに加える、ピザに乗せる、マリネに入れるなど、ちょっと欲しい時に大活躍です。
そうそう。「トマトには毒がある。」
聞いた事はありませんか?
プチトマトに限らず、トマトにはトマチンという物質が含まれます。
花、葉、茎に多く、根や未熟果実ではそれよりも少なく、完熟果実ではかなり少なくなるそう。(参考:日本植物生理学会)
花(1100 mg/kg)
葉(975 mg/kg)
茎(896 mg/kg)
未熟果実(465 mg/kg)
熟した青い果実(48 mg/kg)
完熟果実(0.4 mg/kg)
トマチンは、大量に摂取するとヒトに対して毒性があります。
半致死量に達するまで、完熟果実で4000キロ、未熟果実でも3.4キロ相当。ひとりではそんなに食べませんので、まぁ心配しなくても大丈夫なんだけど。笑
それより最近では、毒性よりもトマチンの抗腫瘍活性、LDLコレステロール低下効果など、逆に良い効果についての報告がありますよ。
◆◇ヘタを取り去る理由は「雑菌が増えるのを防ぐため」◇◆
これ、中食事業者向けの講習会等では必ず言われます。
「プチトマトのヘタは、必ず下処理段階で取り去って下さい」
プチトマトの緑色のヘタの元には、大腸菌などが付着している事が多いのです。くぼんでいる所にいるんでしょうね。
なので手でヘタを取り去り、流水で水洗いしてから使いましょうって話なのですな。トマトの毒性云々よりも、こっちの方が重要なんですよ。
特にお弁当やお惣菜は、盛り付けてから食べるまでに数時間の時間が経過します。なので要注意なんですよね。
というわけで、もしもたくさんのプチトマトが手に入ったら。
甘酢に漬けて、夏の常備菜にしてみませんか。
びっくりするほど便利ですよ。