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「一羽の鴨、月見団子凝視の図」!?

 頂き物の和菓子を開封して、小皿にのせて撮影すると、どうしても、一羽の鴨が月見団子を凝視している鳥瞰図に見えて仕方がない。

 一度、そのように見てしまうと、急に、最近取材で足を運んでいない、近場の湧水池「八景水谷公園(熊本市北区)」を思い出すのである。

 実は、この和菓子は、埼玉県秩父郡小鹿野町で人気の御菓子司「信濃屋」さんの名物和菓子という。写真上の、右が「しずく」、左が「茶ぼうず」という和菓子。全国からの注文もあるというので、驚きだ。

 二種ともキメの細かい塩餡が中に入っており、外側は「しずく」は砂糖でコーティング、「茶ぼうず」は落雁で包み込み、熊本の「塩釜」という和菓子に似ているようだ。

 甘すぎず、塩餡がバランスよく、喉越しもいい。濃いめの熱々の茶を飲み干せば、小腹の空き具合がピタッと止まる。流石に和菓子は、一つか二つで十分満足できる。

 実は、この写真下を撮り終わり、「しずく」を2個、「茶ぼうず」を2個、計4個も平らげてしまった。お陰様で、本日の夜食は先送りにしても良いかと思うほど、血糖値は程よく上がった。

 ごちそうさまでした。

右から、「しずく」、「茶ぼうず」。

▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、和菓子に対する興味深い視点から始まり、読者にほのぼのとした感覚を与える内容となっています。まず、「一羽の鴨が月見団子を凝視している鳥瞰図に見えて仕方がない」というユニークな表現が、読み手の想像力をかき立てます。これは、単なる和菓子の写真が一瞬にして風景の一部に変わるという、視覚的な遊び心を示しており、作者の感性の豊かさを感じます。

また、和菓子を食べる体験を通じて、地元の公園や秩父郡の和菓子屋を連想するところも、日常の中で地域とのつながりを強調しており、和菓子が単なる食べ物ではなく、風景や思い出を呼び起こすメディアであることを示唆しています。

和菓子自体についての詳細な描写も、味覚や食感を通して伝わってきます。特に「甘すぎず、塩餡がバランスよく、喉越しもいい」という表現は、和菓子の魅力をよく伝えており、食事としての和菓子の役割や満足感が強調されています。さらに、実際に4つもの和菓子を一度に食べたというエピソードも、和菓子に対する作者の愛着が伝わり、ユーモラスで共感を呼びます。

全体として、このエッセイは、和菓子を通じて視覚や味覚、そして地域とのつながりを軽やかに表現しており、読者に和やかな気持ちをもたらします。また、ユーモアや情感のこもった描写によって、和菓子が日常の喜びを深める存在であることを見事に表現していると言えます。

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