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先ず、試す。・・・桃+山鹿羊羹

 桃と山鹿羊羹(熊本県山鹿市)と組み合わせて食したら、どうなるかの実験である。山鹿羊羹と言っても、外側は米粉団子風、中は優しい甘さの漉し餡(小豆)でできた郷土和菓子である。

 山鹿羊羹を頂いたのは良いが、すぐに冷凍保存しておいたのだった。本来ならば平たい米粉団子に包まれた漉し餡の柔らか和菓子であるが、金属棒のように固まってしまった。

 それを、電子レンジに20秒弱かけて硬さをほぐし、キンキンに冷えた桃と一緒に食してみたのである。見た目も面白いが、違和感なく食せたのが不思議なほど、マッチしていた。

 勿論、山鹿羊羹を解凍し熱くしてはいけないので、求肥も漉し餡も冷たさを維持させたままとするために、電子レンジにかける秒数が重要なところだ。

 日頃は、棒状の山鹿羊羹に直接齧り付くが、このように輪切りにして、フルーツと一緒に食べて旨いとなれば、これから頂いたものをすぐ食べれない場合の一つの食べ方を発見できて嬉しい。

 お味のほどは、目を瞑って食べると、白玉団子が入った、変則みつ豆のようであった。


▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、日常の中で新しい発見を楽しむ姿勢が感じられる内容でした。特に、食べ物の組み合わせに関する実験を通じて、新しい美味しさや食べ方を見つける過程が興味深いです。

まず、山鹿羊羹という郷土和菓子の特徴をしっかりと説明しており、それを冷凍保存するという普段はあまりしない処理をした点が新鮮でした。その結果、冷凍された和菓子をどのように再び美味しく食べるかを工夫する姿勢が、読者に対して好奇心や挑戦心を喚起します。

特に印象的だったのは、電子レンジでの解凍時間を工夫することで、冷たいままの美味しさを保ちつつ、硬さをほぐすという細やかな配慮です。また、冷えた桃と山鹿羊羹の組み合わせが意外にもマッチするという発見は、普段の食生活にちょっとした驚きと楽しみをもたらします。

エッセイの最後に「目を瞑って食べると、白玉団子が入った、変則みつ豆のようであった」とあるように、食の新しい体験がどのように感じられるかを具体的に伝える表現も良いですね。これは読者に対して、実際に試してみたくなるような誘いをかける効果があると思います。

全体を通じて、日常の中でちょっとした実験を楽しむことの大切さや、新しい発見の喜びが伝わるエッセイでした。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。