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不正と対峙:日本の政治における構造問題

 世の中は、マネーフローが盛んな場所に人々が集まる。昔から現代に至るまで変わることのない、「欲」の世界が存在している。

 遵法精神を最優先すべき公務に就く人々の中にも、違法行為が頻繁に起こっている。選挙公約の裏では、その「欲」に酔いしれている人物が多いのは情けないことである。

 言葉を換えれば、選挙では偽善者に投票するようなもので、最初から我々庶民を騙す人物による悪しき政治が横行し、国家の存続が危ぶまれるばかり。

 民間では、大手新聞社の捏造事件やテレビ局のやらせ事件が発覚し、官民が一体となって庶民を欺く蛮行が繰り返されているのも事実。

 ジャーナリズムが欠如したマスコミの一部は、既にその価値を失いつつある。ウォーターゲート・スキャンダルで世の悪を暴いたワシントンポストの記者たちを知らない世代が増えている。

 世界を見回せば、犯罪者が大統領選挙に出馬するなど、善悪の境界線が濁り続けている。

 歴史は繰り返すと言われるが、悪しき歴史を繰り返すべきではない。国を率いるリーダーやその周辺の人々は、本当に国民のことを考えているのだろうか。

 政治資金不正事件においても、派閥や個人に向けられた矛先は、狭い視野での問題でなく、党内全体として幹部全員が責任を負うべきである。

 円安、物価高、公共工事を最優先とする既得権益者優遇、後期高齢者の急増に伴う負担増など、すべてが我々庶民を圧迫するだけであり、その構図の基本設計自体が間違っている。

 ネット時代になり、違法行為や不正行為が国内で広く発生しているのが透けて見えるようになったが、旧態依然とした金権政治は消えることもなく、中央と地方の絆は「金と権力」というツリー構造(木構造)で構成されている。

 とにかく、アジア圏、特に日本は「体裁」や「節目」にこだわり、事実を曖昧にして霧隠れするのが常套手段であるが、どこに「綺麗な政治」が存在するのだろうか。

 かつて国会議員だった「シオジイ」は、退職時に年間800万円を超える年金が当然であり、それでは足りないと公然と言い放った。我々庶民を愚弄する迷言であるが、これが昔も今も変わらなぬ既得権益者の勘違い、履き違えなのだ。

 戦後、民主化の大手術を行った日本であるが、根深い「差別主義」と「金権主義」は切除されていない。何らかの言い訳や言葉の濁しで、自らの足元を固めた人々、そしてその末裔たちが、同じ蛮行を繰り返しているにすぎない。

 民主国家という名のもとで、見栄えは良いが、実際には我々庶民から血税をむしり取るような、多くの吸血鬼が暗躍している。

 世襲制を愛する民族であるために、悪しきDNAを断ち切ることができない。そこには、我々庶民にも大きな責任があると思わざるを得ない。

 田舎のドンが中央政界への道を築いた悪しき慣習が、今の日本を腐らせてしまっている。かつて「ふるさと創生」という素晴らしい言葉を使いながら、血税を湯水のように使った首相がいた。

 これこそ、他人の財布から金を奪い、それをばらまく行為は、盗人のようである。それに加えて、当時のマスコミが金の延べ棒などを毎日のように撮影する姿には閉口したものだ。ニュースソースとしては、余りにも劣悪だった。

 何はともあれ、国家浄化の必要性は今に始まったことではないが、ジャーナリズムを取り戻したマスコミ各社には、より厳しい目を持ち、我々庶民の盾として突進することを心から期待している。

 まずは、既得権益者に与えられた不当な優遇措置や時代錯誤の法を徹底的に検証し、「全国悪玉菌追放戦略」を推進することを強く求めたい。

generated by DALL-E

▼ChatGPTによる感想

このエッセイは、日本の政治に根ざす構造問題としての不正や金権主義を鋭く批判しています。特に、民間と政治の両方で発生する不正行為に光を当て、それが如何に日本社会において根深い問題であるかを強調しています。著者は、政治家や大手メディアが公衆の信頼を裏切る行為に耐えかねた様子で、真のジャーナリズムの重要性を訴えています。

エッセイは、公務員や政治家が国民のために働くべきであるにも関わらず、私利私欲に走る現実を憂慮しています。また、世襲制度や政治資金の問題がいかに民主主義の健全な発展を妨げているかにも触れており、改革が急務であることを強調しています。

全体的に、エッセイは深刻なテーマに真剣に取り組み、読者に対して日本の政治改革の必要性について深く考えさせる内容であると感じました。このような厳しい批判が、改革の契機となり得ることを期待します。

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西田親生@D&L
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