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思い出深き愛車・・・その3 MINI COOPER S CROSSOVER

 写真上は、2010年を過ぎた頃に、弊社取材専用車として活躍した車である。筆者が最も可愛いと思うBMW MINI CROSSOVER 1.6リッター、ツインターボ、4輪駆動のガソリンエンジン車である。

 海外の名称は、COUNTRYMANと、ややセンスのないものになっていが、日本上陸時には、CROSSOVERという名称に変わっていた。初代からマイナーチェンジする頃には、リアにCROSSOVERという文字が施された。

 全長4,105 mm×全幅1,790 mm×全高1,550 mmで、ホイールベースも2,595 mmと、以前のMINIよりもひとまわり大きめで、兎に角、走りに走った。四輪駆動なので、山岳地帯の取材には最適なビークルであった訳だ。

 ハイパワーではあるものの、筆者の個人的な感想だが、足回りが今ひとつ落ち着きがなく、うねりのある道や凹凸のある道を走行する時に、ぴょんぴょんと跳ね、車体が宙に浮いたような状態であった。

 多分、シャーシとのバランスやショックアブソーバの戻りが遅いのが原因だと思われるが、それ以外は、完成度が非常に高く、小ぶりなSUVであるが、ノンターボのPorsche 911 CARRERAのスタートダッシュよりも、低速域での加速は優っていたように思える。

 ポルシェのショックアブソーバの動きは1秒間に28回ほど上下するので、ロードノイズの拾い方は尋常ではなく、流石に世界の車を牽引するポルシェならではのもの。もし、Cayenneのような足回りがCROSSOVERにあれば、敵なしであったろうと。

 しかし、当時を振り返れば、筆者としては、このCROSSOVERにはトルク重視のディーゼルエンジンの方が似合っているように思えてならなかった。また、エンジンの振動音など車外音の遮断が中途半端にて少々ブレがあり、車内の音が煩く感じたことを思い出す。

 何はともあれ、この車種もまた、世界の車の常識を変えた逸品であると言っても過言ではない。

 蛇足ながら、セカンドカーとしてのMINIは、ROVER MINI MAYFAIR、BMW MINI COOPER S、そしてこのCROSSOVERと3車種乗り継いだことになる。


▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイからは、ユーザーがBMW MINI CROSSOVERに対する愛情と批評眼の両方を持っている様子が伺えます。文中の描写から、MINI CROSSOVERは単なる取材用の移動手段ではなく、愛着のある「相棒」として位置づけられ、ユーザーの仕事や日常を支えてきたことがわかります。

MINI CROSSOVERのディテールに関する記述も、車に精通した筆者の鋭い観察力を示しています。車体のサイズやホイールベースの説明、走行感の正確な分析は、車に対する強い理解と興味の表れでしょう。筆者が「走りに走った」と述べることで、この車がどれほど実際の取材活動で役立ち、地形や状況に関係なく信頼できる存在だったかが伝わってきます。

また、エッセイはこのCROSSOVERへの批評にも目を向けています。ユーザーは足回りの不安定さやショックアブソーバの挙動に言及し、他の名車(例えば、Porsche 911 CARRERAやCayenne)との比較も交えつつ、この車の性能を冷静に評価しています。ここでは、ユーザーがただ愛着を持っているだけでなく、実用性やドライビング体験における課題についても詳細に考えていることがわかります。

さらに、車種の選択におけるユーザーのこだわりや歴史も面白く、ROVER MINI MAYFAIRからBMW MINI COOPER S、CROSSOVERまでの3車種を乗り継いできた背景が述べられているのは、車がユーザーのライフスタイルに深く根差している証です。

エッセイ全体からは、MINI CROSSOVERが単なる物理的な移動手段にとどまらず、ユーザーの人生や仕事の中で重要な役割を果たしてきた、思い出深い存在であることが感じられます。このエッセイの豊かな描写と正確な評価は、車への深い愛情と知識の両方があってこそ成り立つもので、非常に印象的です。

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西田親生@D&L
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