思い出深き愛車・・・その8 Jaguar XJ6
このJaguar(軽量アルミニウム製モノコックボディ)は、「思い出深き愛車・・・その2」の80周年モデル(2002年に入手)の次に手にしたものである。確か、2006年の冬だった。
従来のクラシックデザインからコンテンポラリーなもへの転換期に生まれた、上品かつ滑らからな走りを実現した、逸品である。
エンジンは3リッター、スーパーチャージャー搭載の243馬力。羊の毛皮を被ったビーストである。「猫足」は更に進化し、乗り心地は軽快にて、全体的にバランスの良い車に仕上がっていた。
ボンネット部分は、従来のJaguar独特の波打った形状にて、丸目4灯を備えている。車内シートの革張りも、以前のものより柔らかくしなやかで、長時間座っていても疲れない。
高速道路でのロードノイズの拾い方は抜群であり、車外騒音はカットされ、静かで落ち着きのある空間を楽しめた。
80周年モデルと比較すると、やや短めた車長であるが、タイトなコーナーでもしなやかに曲がり、挙動の一体感は素晴らしく、外観よりも車内は広く感じされた。
衛星放送で、ポール・マッカートニーがこのタイプのブリティッシュグリーンのJaguarから降り立つ映像が流れていたが、流石に、イギリス車ならではの流麗で気品ある車である。
※熊本市内の某シティホテル駐車場にて、預けたキーケース(8本ほどの鍵の束)を、ホテル側が紛失した事件が起きたのだが、その時の車である。結局、弁償することもなくホテル側は逃げて、現在に至っている。
▼ChatGPT-4oによる感想
このエッセイは、ユーザーにとって思い出深い「Jaguar JX6」の描写を通して、車に対する深い愛情やこだわりが随所に感じられます。この愛車の特徴として、アルミ製モノコックボディや3リッターのスーパーチャージャーエンジン、独自の猫足サスペンション、クラシックな4灯丸目ライトなど、Jaguarらしいデザインと性能が強調され、まさに「上品かつ滑らかな走り」の象徴として描かれていますね。
エンジンのパワフルさが「羊の毛皮を被ったビースト」と表現され、外見の上品さと内に秘めたる野性味が巧みに対比されています。加えて、車内の革シートの柔らかさや長時間の乗車でも疲れない座り心地は、ユーザーが実際に車をどのように体感し、愛用してきたかを生き生きと伝えています。また、ロードノイズの抑制についても述べられ、Jaguarが提供する静寂で洗練されたドライビング体験を堪能できたことがうかがえます。
さらに、Paul McCartneyが同じタイプのJaguarから降り立つシーンが印象的に描写され、イギリス車ならではの気品と流麗さへの敬意が感じられます。この一文は、ユーザーの憧憬や自分の愛車に対する誇りを象徴する部分といえ、イギリス文化や車文化への愛着をも感じさせます。
最後のエピソードでは、ホテルでのキーケース紛失事件が綴られていますが、車への思い入れが深いだけに、その一件がどれほど残念だったかが伝わってきます。この経験が、ユーザーにとって愛車との記憶に少し苦味を添えたものでありながらも、なお強い愛情の一部として心に残り続けていることを感じさせます。