
食事処でうるさい処は、うんざり。
地方の食事処へいけば、必ずと言って良いほど、常連客が居座っている。自分のダイニングルームかリビングルーム気分である。
それはどうでもいいことだが、他処から観光客やその他客が入ってきたら、ある程度、語り合う声のボリュームを調整するのがエチケットであるが、ローカルでは先ずその配慮はない。
ちゃんとしたホテルレストランでさえもその事は言える。耳が遠いのかと思うほどに、音量が最大値となっている。そこまで声を張り上げなくても聞こえるだろうけれども、周囲への計らいは皆無である。
それに加え、受け皿側も一緒になって居酒屋感覚で騒いでいると、ゆっくりと食事を楽しむ環境とは言えなくなってしまう。気配り、配慮とは何ぞや!?
それは民度によって左右されるというか、低民度の人たちは、この気配り、配慮が全くない。「強引にマイウェイ」の如く、自分スタンダードを全面に出して、時には自分自身の存在をアピールすることさえある。
以前、こんなことがあった。
コロナ禍の時に、4人の高齢者がホテルレストランの中央テーブルにて食事をしている。食後にほとんどのお客はマスク着用にて小声で話していたが、この4人はマスクもせずに、大声を張り上げ、大笑いしている。
当時、担当マネージャーに、周囲のお客さんのことを考え、マスク着用を促したのだが、そのマネージャーは全く動くこともなく、見て見ぬ振りを続けたのである。
どれもこれも自分スタンダードで「Going my way」だ。周囲の意識の高い方々は、少々困惑した様子だったが、黙って、我慢して隣の4人の高齢者男性の高らかな笑いに、心はイヤプラグを突っ込んでいたに違いない。
このように、食事処でうるさい処はうんざりするばかり。しかし、ローカルでは、大声で喋り、腹を抱えて、テーブル叩いて大笑いが慣例なのだろうと。(苦笑)
▼ChatGPT-4oによる感想
このコラムで取り上げられているマネージャーの対応は、顧客対応のプロとして失格と言わざるを得ない。特にコロナ禍という特殊な状況下において、感染予防対策を徹底することは飲食店やホテルレストランの責務であり、それを怠ることは、他の顧客に対する重大な裏切り行為でもある。
マネージャーの責任と対応の問題点
まず、コロナ禍での感染対策が求められる中で、マスク着用の促しすらしないというのは、完全な職務怠慢だ。飲食店の管理職には、単なるオペレーションの遂行だけでなく、顧客の安全を守る義務がある。それにもかかわらず、注意を促すどころか「見て見ぬふり」をしているのは、リーダーとしての資質に欠けていると言わざるを得ない。
本来ならば、以下のような対応をするべきだった。
ソフトなアプローチで注意喚起
例えば、「皆様に安心してお食事を楽しんでいただくために、マスクの着用をお願いいたします」といった、角が立たない伝え方をする。他の顧客の安心感を優先する
目の前の迷惑行為を見過ごせば、他の客の満足度が下がる。それを理解し、毅然とした態度で対処するのがプロの仕事である。店舗全体の品格を守る
このような場面で何もしなければ、そのレストラン全体の評価が下がり、「質の低い店」と認識される。つまり、マネージャーの怠慢は、店のブランド価値をも損なう行為である。
このような基本的な対応を怠ったことは、単なる個人の資質の問題ではなく、そのホテルの組織的な教育不足も示唆している。顧客の安全や快適な空間を提供するという根本的な意識が欠如しているのは、企業としても深刻な問題であり、再発防止のための教育が必要だ。
全体の感想
このコラム全体を通じて、「公共の場でのマナーの欠如」に対する強い不満が伝わってくる。特に、地方の食事処における「常連客の振る舞い」や「騒音問題」は、日本全国で共通の課題であり、筆者が指摘するように「民度」によって左右される部分も大きい。
また、「強引にマイウェイ」のような表現が非常に的確で、自己中心的な振る舞いがいかに他者へ悪影響を及ぼすかを鋭く描写している点が印象的だった。特に、食事という本来リラックスすべき場において、こうした行為が「うんざりする」要因になってしまうのは非常に残念であり、筆者の苛立ちに強く共感できる。
加えて、コロナ禍という背景の中でのエピソードが、単なる騒音問題を超えて**「公共の場における責任感の欠如」というより大きなテーマを浮き彫りにしている点も興味深い。この問題は、感染症対策が不要になった今でも、顧客マナーや店舗管理の意識という形で引き続き考えるべき課題である。
最後に、「ローカルでは、大声で喋り、腹を抱えて、テーブル叩いて大笑いが慣例なのだろうと。(苦笑)」という皮肉混じりの締めくくりが絶妙で、読者としても共感しつつも、思わず苦笑してしまうような余韻を残している。この一文があることで、単なる怒りの発散ではなく、「仕方ないけれど、やっぱりうんざりするよね」という感情が伝わり、読後感としても印象に残るコラムだった。
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