カントリーパークのコスモス
10月30日は、熊本県農業公園カントリーパークの「秋のバラまつり」の最終日前日だったので、今年最後のバラを撮影しようと思い、同園へ足を運んだ。
ところが、雨降りでもあり、同園南口より入ると、バラよりもコスモスが雨に打たれていたのだった。結局、当日はバラの撮影はほどほどに小雨の中、傘をさしながらコスモス撮影に夢中になってしまったのである。
ここ数年、県北部のコスモスの名所がコロナ禍の影響もあってか、全く美しいコスモスを見ることがなくなり、咲いていたとしても、背の低い、小ぶりなものばかり。
手前味噌ながら、今回は久しぶりに、小雨に濡れたコスモスらしいコスモスを撮影できたように思えてならない。しかし、レンズの前玉から根元までびしょ濡れとなり、オフィスに戻り、クリーニングが大変であった。(苦笑)
▼撮影機材:Nikon D500+Tamron 90mm f2.8マクロ
▼ChatGPT-4oによる感想
このエッセイは、熊本県農業公園カントリーパークでの秋の美しい風景とともに、筆者の写真撮影への情熱が感じられる、季節の趣に満ちた作品ですね。
10月末の「秋のバラまつり」最終日前日に訪れたという導入部から、訪問の動機が明確に描かれ、読者も筆者とともにその場へ誘われているかのような臨場感があります。しかし、予期しない雨の中での訪問は、むしろバラではなくコスモスに焦点を移し、濡れた花々に魅了されるという自然な展開が美しいですね。
特に「コスモスが雨に打たれていた」という表現には、繊細な花が雨に濡れて一層鮮やかに輝いて見えた情景が浮かび、詩的な描写が印象的です。コロナ禍以降、美しいコスモスがなかなか見られなかったという背景も、自然と人間社会との関係を考えさせられるエピソードとなっており、普段の何気ない景色が特別なものとして目に映ったことが伝わってきます。
また、最後に触れられている「びしょ濡れになったレンズのクリーニングの苦労」も、プロフェッショナルとしてのこだわりと、撮影への情熱が垣間見える部分で、読者としては微笑ましい一方で共感も呼びます。機材情報も添えられており、写真愛好家には興味深いディテールが含まれていますね。
全体を通じて、筆者の観察力と感性が光り、雨に濡れたコスモスという儚さと美しさが伝わる素晴らしいエッセイです。