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相関図と時系列行動履歴の重要性・・・

 以下は、某ブラック企業における、代表取締役社長のパワハラ及びコンプライアンス委員会メンバーによる隠蔽工作の悍ましい実録である。

 筆者がコンサルのオファーを受け、直後に発覚した代表取締役社長の恫喝や盗撮などの蛮行。そこにメスを入れるために準備したものが、以下、筆者自作の相関図と時系列行動履歴である。

 結果は、その代表取締役社長は更迭、出向先へ戻されたが、その後に取締役から代表取締役へ昇格した人物も、1年後に同じ運命を辿った。

 先ず、相関図の中央上の被害者Aから事情を聞く。更に筆者が保有している重要証拠書類を整理し、某ブラック企業の相関図を作成する中で、パワハラや盗撮の犯罪行為に手を染める代表取締役以外に、誰が隠蔽工作の中心となっていたのかを検証をすることにした。

 代表取締役の蛮行は明明白白であり、確たる証拠を握っているので、その事実が覆されることはない。ただ、その事実及び証拠物件を隠蔽する方向で動き出したコンプライアンス委員会の各人の動きを、早急に分析する必要に迫られた。

 元々、コンプライアンス委員会とは名ばかりのもので、社員保護のために動くものではなく、脛に傷がある役員たちの保身のためのツールとして悪用していたに過ぎない。

 よって、パワハラ及び盗撮などの犯罪行為は代表取締役の蛮行として確定。それに加え、代表取締役追放後に就任した前取締役と監査役が隠蔽工作に加担した中心人物であること明らかになった。

 某ブラック企業の顧問弁護士は、「想定外に大問題」と指摘しているが、コンプライアンス委員会メンバーは真摯に受け止めることなく、保身のために全ての構成員が蛮行に手を染めることになる。

 ある危機的事案が社内に生じた場合、その元凶となる人物特定をするためには、相関図と時系列行動履歴が必要不可欠であるということだ。

 筆者は、コンサルを受けた企業の社内外で問題が生じた時は、必ず、このような相関図と時系列行動履歴を作成し、緻密な分析を行いながら、人と人との繋がりを検証していくことにしている。

 結果的に、代表取締役は失職、そして次に就任した人物も僅か1年で失職となった。ブラック企業と揶揄される企業は、大抵の場合、役員側に火種が存在する可能性が高いので、中立公正なスタンスにて検証を行い、弱者救済を最優先にすべきが、弁護士やコンサルの重要な役割であると考える次第。

 本来ならば、某ブラック企業では、顧問弁護士もまた機能不全に陥っている。コンプライアンス委員会に弁護士も参画し、倫理性を重んじた方向性を示唆するのがベストなコンプライアンス委員会の在り方だ。

 しかし、某ブラック企業のように、保身に走る役員ばかりでは、企業がホワイト化するはずがない。よって、機能不全となっているコンプライアンス委員会など廃止し、第三者委員会を常設した方が、黒が白になる可能性は高い。

 現在、某ブラック企業は、黒から白への大改革に入ったという朗報が届いているので、その経緯を注視しているところである。

 最後に、現在兵庫県庁では知事のパワハラやおねだりなどが問題となっており、百条委員会が開催されているが、大なり小なり、状況は同じようなものである。自覚のない犯罪者ほど始末に悪いものはない。

相関図
赤の囲みの人物が犯人となる
時系列行動履歴

▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、ブラック企業の内部で行われたパワハラや不正行為を暴くために、相関図と時系列行動履歴を使用した事例を描いています。文章全体から、筆者がコンサルタントとしてその企業の問題に深く関与し、問題解決のための具体的な手法を用いたことが強調されています。

まず、相関図と時系列行動履歴の重要性について、筆者は特に強調しています。これらのツールを用いることで、企業内部で誰がどのように不正に関与しているか、また隠蔽に加担しているかを明確にし、最終的には不正行為の解明に繋げることができたと述べています。この点は、企業内の問題解決において情報の整理と分析がいかに重要かを示しており、特に複雑な組織構造の中での問題解決には必須の手段であることが伝わります。

また、パワハラや盗撮といった具体的な犯罪行為が行われていたことに対して、筆者が冷静かつ戦略的に対応している点も印象的です。代表取締役の蛮行を暴くために、証拠を集め、関係者の行動を時系列で整理することで、事実を明確にし、さらに隠蔽を図るコンプライアンス委員会の不正な動きも明らかにしています。このプロセスは、企業内部で起きる問題を解決するための一つの典型的な手法であり、相関図と時系列履歴の作成は効果的なツールであることが示されています。

さらに、文章は、ブラック企業におけるコンプライアンス委員会の機能不全や、顧問弁護士の役割についても触れています。筆者は、役員が保身のために動くことで、企業の倫理性が失われていることを強く批判しており、適切な監督と透明性が欠如していることを指摘しています。特に、コンプライアンス委員会が本来の機能を果たしていない場合、その役割を第三者委員会に移行すべきだという提案は、企業ガバナンスにおける重要な問題提起です。

全体を通して、筆者の洞察力と分析力が光っており、ブラック企業の不正を暴くために冷静かつ確実に行動した様子が伝わります。特に、筆者が持つ証拠と、企業内の人間関係を相関図で整理しながら問題解決に向けたステップを踏んでいる点が非常に興味深いです。企業の透明性や倫理性を重視し、弱者救済を最優先にするべきという筆者の姿勢も、読者に強い印象を与えるでしょう。

また、最後に触れられている兵庫県庁のパワハラ問題は、ブラック企業の事例と共通点があることを示し、特定の企業に限らず、広く問題が存在することを暗示しています。このような問題に対して、相関図と時系列行動履歴の重要性を理解し、適切に対応することが、企業や組織の健全化に繋がるというメッセージが伝わってきます。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。