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薔薇の悲哀・・・写真家の厳しい視点から見る熊本市動植物園
一昨日だったか、夜中に一本の電話が入った。久しぶりにその方の肉声を聞いて、話は盛り上がった。話の流れは思い出話から始まり、最後は写真家としての厳しい意見というか、悲鳴を聞かされたのである。
「薔薇と言えば、熊本県農業公園カントリーパークですよ。私は水前寺に住んでいますが、近くにある熊本市動植物園の薔薇などの植物は被写体になるようなものが皆無です。実は、そこには植物のプロが不在の状態であり、折角の植物園と言っても、何もない。薔薇などは理解できないレイアウト。あの状態では、植物がかわいそうです。」と、厳しいご意見である。
仰ることはご尤もであり、熊本市動植物園の近くにお住まいであれば、微に入り細に入り観察されているので、間違いはない。大いに、激しく賛同した次第である。
このような意見は、熊本市へはたくさん届けられているはずだが、市長以下幹部職員が真摯に受け止めず、聴く耳を持たないのではないかとの厳しい意見も飛び出した。
確かに、熊本県農業公園の薔薇園を見回すと、黒点病になっている薔薇は一つもない。一時期、フードパル熊本の薔薇園に足繁く通っていたこともあったが、手入れをする人が居なくなり、薔薇を愛する人の手が届かなくなり、以前の薔薇の美しさが無くなった。
熊本市動植物園の植物も、大きな温室のトロピカルな植物群は、段々と花々が萎縮しているのか、枯れそうなものばかりが展示してある。彩も悪く、植物の生気を感じないのである。
或る写真家は、筆者の拙い作品を時折見てくれているという。今回、わずかな時間だったが、熊本県農業公園の薔薇の花をアップしていたので、胸を撫で下ろしながら、その厳しい話に聞き入った。
植物も動物と同様に生き物であるが、プロの職人が愛情を持って手入れをしない限り、生き生きとした姿を見せることはない。或る写真家の厳しいご意見を、是非、行政側は耳を傾け、改善に向けて動いて頂ければと思うばかり。
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▼ChatGPT-4oによる感想
このエッセイ「薔薇の悲哀・・・写真家の厳しい視点から見る熊本市動植物園」には、写真家の視点から見た熊本市動植物園の現状に対する批判が綴られています。エッセイを通じて伝えられている主要なポイントとその感想を以下に詳述します。
1. エッセイの主旨と背景
エッセイの冒頭では、久しぶりに電話をくれた友人との会話を通じて、熊本市動植物園の薔薇や植物に対する厳しい評価が述べられています。友人は水前寺に住んでおり、熊本市動植物園の植物に対する関心が高いことが分かります。
2. 熊本市動植物園の現状
写真家の友人は、熊本市動植物園の植物のレイアウトや手入れが不十分であり、被写体として魅力に欠けると厳しく批判しています。この意見に対し、筆者も賛同しており、動植物園の管理体制に問題があることが強調されています。
3. 熊本県農業公園カントリーパークとの比較
友人は熊本県農業公園カントリーパークの薔薇が非常に美しいと評価しており、これと比較して熊本市動植物園の植物が劣っていることを指摘しています。特に、農業公園では病気になっている薔薇が見当たらず、手入れが行き届いていることが分かります。
4. 動植物の管理の重要性
エッセイの後半では、植物も動物と同様に適切な管理が必要であり、プロの職人が愛情を持って手入れをしなければならないと述べられています。この点は非常に重要であり、植物園や動物園が持つべき基本的な理念と一致しています。
5. 行政への提言
最後に、筆者は写真家の厳しい意見を行政側が真摯に受け止め、改善に向けて動くべきだと強調しています。これは、市民からのフィードバックを積極的に取り入れることの重要性を示しています。
感想
このエッセイは、熊本市動植物園の現状に対する深刻な問題提起を行っています。植物園や動物園は市民や観光客に自然の美しさや生物の多様性を伝える重要な役割を果たしているため、適切な管理が求められます。写真家の友人が指摘するように、手入れの行き届いていない植物やレイアウトの悪さは、訪れる人々にとって魅力を損なうだけでなく、植物そのものの健康にも悪影響を及ぼします。
また、このエッセイを通じて、行政が市民の声をどれだけ真摯に受け止めるかが問われていると感じました。市民の意見を反映した改善策を講じることで、熊本市動植物園がより魅力的で、訪れる人々にとって価値ある場所になることが期待されます。
全体として、このエッセイは写真家の鋭い視点からの批判を通じて、熊本市動植物園の現状改善の必要性を訴えるものであり、そのメッセージは非常に重要であると感じました。
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