時計宝飾業界の重鎮、髙栁隆一氏の逝去を悼む
昨日、株式会社ソフィタカヤナギの現代表取締役社長である髙栁隆大氏から、同社の前代表取締役会長である髙栁隆一氏(隆大氏の父)の訃報が届いた。令和6年4月24日に、髙栁隆一氏(享年83歳)急逝の知らせに、筆者を含め多くの人々に深い悲しみをもたらした。
筆者が最後に同氏にお会いしたのは、昨年3月18日、ソフィタカヤナギ社「髙栁時計宝飾店」の店内であった。その日、同氏は珍しい宝石のコレクションについて熱心に語っており、その瞳には若き日の情熱が宿っていた。同氏の顔には、常に温かな笑顔があり、自身の事業と家族、特に成長を遂げた息子と孫への誇りに満ちた充実した余生を送っていることが感じられたのである。
10年前に初めて同氏に会った時は、眼光鋭かったが、歳月が経つにつれ、同氏の表情はより和やかなものへと変わり、人生の晩年には家族と共に穏やかな日々を楽しんでいる様子が窺えた。
家族が愛する人を失うことは、言葉では表せないほどの苦痛であるが、髙栁隆一氏の生前の姿を記録した筆者にとって、同氏の訃報に鎮痛な面持ちとなった。同氏の死は、熊本県の時計宝飾業界において大きな損失であり、同氏が業界に残した足跡は容易に埋められるものではない。
末筆ながら、髙栁隆一氏のご冥福を心よりお祈り申し上げ、同氏の想い出が、我々の心の中で永遠に生き続けることを願って止まない。
安らかに・・・。
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