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『言行一致』の人こそ、ビジネスの良きパートナーとして相応しい。

 言葉では何とでも言える。それに、行動が伴うか否かで、その人の価値もその人との接点の濃淡も決まってくる。よって、『言行一致』というものが、最良のビジネスパートナー対象として必須条件となる。

 『言行一致』とは、筋道を通し、責任ある言葉を発し、それを行動で示すことに他ならない。すなわち、言動に一貫性があるということになる。ビジネスにおいては、非常に重要なポイントとして、日頃から周囲を観察するようにしている。

 現在は、スマホ片手にSNSを利用して、いとも簡単に、リアルタイムにてメッセージを送受信することができる。

 そこに、『言行一致』であるか否かが大きな問題。メッセージ交換をしながら、舌を出し「◯uck you!」と中指を突き出す人、「○amn!」と心の中で呟く人もいないとは限らない。

 面白いことに、『言行不一致』の人のメッセージの履歴を再読すると、都合の悪いことについては、ほぼ電話で『口頭』にて伝えていることが多い。メッセージは証拠として残るので、誤魔化しができないからであろうか。

 汚い言葉を吐きながらも、表面上はお利口さん面している人は結構多い。普段から、底意地の悪い人が周囲にいることも把握した上で、接点を持つべき人なのか、無縁で良いのかのフィルタリングは必要であろう。

 『言行一致』と縁遠い人とは、個人的にもビジネスにおいても、積極的に接点を持つ必要はなく、挙げ句の果てには、悪用されるのみで、足元を掬われることも無きにしも非ず。

 一見、善人のように見える人が、或る日突然、悍ましいほどの本性を剥き出しにする人もいる。よって、ビジネスパートナーとして選ぶには、相当ハードルを高くした上で、互いにガラス張りの『信頼関係』を結ぶことが先決だ。

 本性を見抜くには、『観察力』も『分析力』も必要となる。そこで、その人の『育ち』という履歴を紐解くと、最も分かりやすいのかも知れない。

 以前、SNSのClubhouseにて、「今の時代、『育ち』なんて関係ないよ!」と言い切った人がいたが、いやいや、その『育ち』こそが、その人物の人格の源流となっているのだから、軽々に無視はできないものである。

 勿論、漠然とした『育ち』という意味ではない。『親族関係』、『交友関係』、その他『仕事の履歴』などを垣間見ると、「なるほどね!」と頷くことがある。筆者の経験上、『交友関係』を拝見すると、一目瞭然。ほぼ、確率高く、その人の人格なり悪癖なりが読み取れる。

 蛇足ながら、『思い込み激しい人』は厄介で、言葉を『曲解』する癖があったりする。更に、ボキャブラリが貧弱な人には、『真意』が全く伝わらず、物事の順番が逆だったり、すっ飛んだりで、悉く、ネガティブな結果を引き起こすことが多い。

 畢竟、ビジネスパートナーとしてお付き合いするには、高いレベルでの『コミュニケーション能力』と『洞察力』、『判断力』、『決断力』を持ち合わせた人でなければ、なかなか思うように事は運ばないように思えてならない。

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西田親生@D&L
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