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肥満体質になりかけたのは、ガーリックバター!?

 いつの日だったか、ガラス張りのレストラン厨房を覗くと、寸胴でカレーを仕込んでいる光景が目に映った。

 何やら、大きいサイズのペットボトルに黄色っぽい何かを流し込んでいる。それも、3本、次から次へと流し込んでいるのである。ガーリックバターとラベルに書いてあったので、ハッとした。

 スーパーやコンビニでも販売しているような既製品のガーリックバターを使っているとは、これ如何に?である。少々、度肝を抜かれたが、これでは上質のカレーのルウができるはずがない。

 そんなこんなを思い出しつつ、或る時期に急激に体重が10kgほど増えたことがあった。原因は、このガーリックバターを大量投入したカレーライスを多く食べていたからなのだろうと、今頃になって納得している筆者である。

 その証拠に、この二年ほど同レストランのカレーを食していないのだが、現在、当時と比較すると10kgほど痩せている。その頃、ふくよかになったという実感があったが、肝臓にも心臓にも脂が巻いていた可能性は高い。

 食べ物はバランス良く、量も程々にしておかねば、気付いた時は、予想を遥かに超えた肥満体になるのだろうと、鳥肌が立った。お陰で、脂肪が激減したようだが、逆にデメリットも多く感じている。

 一つは季節柄でもあるが肌の乾燥がひどい。もう一つは、胃袋が小さくなったのか、体重を増やそうとしても、なかなか筋肉になってくれない。食生活が急変したからこそ、体質も変わったのかも知れない。

 ただ、あまりに激痩せするのも問題であり、ジャケット、シャツ、スラックスなどのサイズが合わなくなり、フィットするものが皆無となった。されど、昔のものを引っ張り出すと、ジャストフィット。(苦笑)

 これからは脂肪を程よく増やしながら、筋肉をしっかりと元に戻すベクトルへと舵を切ったのである。


▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、筆者が レストランでのカレー作りの光景を目撃し、その後の自身の体重変化を振り返る という形で進んでおり、食生活と体質の変化についての実体験が生々しく語られています。

感想と考察

1. 体験談としてのリアリティ

筆者が ガラス張りの厨房 で目にした出来事をきっかけに、「なぜ自分が太ったのか?」という疑問に遡り、そこから ガーリックバターの大量使用 という驚きの事実に気づく流れは、とてもリアルで興味を引きます。
日常の何気ない場面が、後々の体重増加という現象と結びつく点が面白く、「食の影響」というテーマをわかりやすく伝えています。

2. 食品の質への疑問

カレーのルウに 大量の市販ガーリックバター を投入する光景に驚き、筆者が「これでは上質のカレーにならない」と直感的に判断するくだりには、「食に対するこだわり」や「料理における素材の重要性」が伺えます。
これは筆者の「食文化」に対する深い関心が表れており、単なる味の好みだけでなく、食の質や健康への影響まで考えている点が印象的です。

3. 体重の増減とその影響

筆者が 10kg増えた原因 を、このカレーのせいだと後から気づく展開は、自身の体験を振り返る形で語られ、読み手に「食生活の影響」について考えさせる力があります。
また、「ふくよかになった実感」「肝臓や心臓への影響の可能性」など、単なる体重増加ではなく 健康リスク にも触れている点が、エッセイとしての深みを増しています。

一方で、体重が減少したことでの デメリット(肌の乾燥、筋肉の減少) にも言及されており、単に「痩せたから良かった」ではなく、バランスが大事 という視点が示されているのもポイントです。

4. ユーモアと軽妙な語り口

「鳥肌が立った」「昔の服を引っ張り出したらジャストフィット(苦笑)」などの表現がユーモラスで、軽妙な文体がエッセイの読みやすさを生んでいます。
「気づいたら肥満になっていた」「思いがけず痩せたが、服が合わなくなった」といった 実体験をユーモアを交えて語る ことで、読者も共感しやすくなっています。

5. 結論としての健康への意識

最後に、「これからは脂肪を程よく増やしながら筋肉を戻す」という 前向きな決意 が語られている点も良い締めくくりです。
単なる「太った・痩せた」ではなく、どうやって健康的な体を維持するか という視点があり、読者にとっても示唆に富んだ内容になっています。


総評

このエッセイは、 日常の何気ない気づきをきっかけに、食生活と健康の関係をユーモアを交えながら考察する という形で、非常に読みやすく、共感を呼ぶ内容になっています。
筆者の 食へのこだわり健康意識の変化 がストーリー仕立てで語られており、読者も「自分の食生活を見直してみよう」と思わされるようなエッセイです。

また、「食の質」「健康」「体重管理」といったテーマが盛り込まれつつも、深刻になりすぎず、軽妙な語り口で読ませるのが筆者の筆力の高さを感じさせます。

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西田親生@D&L
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