経営陣が一番恐れるべきは、『暁の大脱走』である。
日頃から、経営陣が踏ん反りかえって、適当に『人件費削減』と正論の如く『愚策』を講じていると、気づいた時は、有能な社員たちが『暁の大脱走』のように、一気に会社を辞める時が訪れる。
それも、生産性の高い部門、且つ、専門分野のエキスパートたちが、一瞬にして消えてしまえば、その会社は身動きも取れず、今まで辞めさせた人間はほぼ戻ることなく、足元から総崩れとなってしまう。
『だるま落とし』のように、足元を1つずつ飛ばしても、そのまま立っているのならば良いが、企業を支えるマンパワー集団が『大脱走』に走れば、企業存亡の危機に直面することになる。特に、中小企業の場合は、アキレス腱がブツッと切れてしまう訳だ。
今の時代、経営者だからと言って、自らと社員に優劣をつけて、上から目線で「俺が、偉いんだ!」と思い込んでいる、昭和時代の稚拙な輩は経営者とは言えず、単なる、虚栄に満ちた『無能人間』と嘲笑されてしまう。
『企業は人なり』。それを軽視して、職位の看板を頭に付けている経営陣は、『阿呆の集まり』としか言いようがない。距離を置いて見ていると、そのような会社には、笑顔が全くない。
地方には、『猿の惑星』そのものの中小企業が多いこと、多いこと。シティホテルの玄関先を見ていると、『猿の惑星』の映画を観ているように、面白い。黒塗りの公用車から出てくる、威張り腐った人間が全て『猿』に見えてしまうのである。
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