あの人に会いたい・・・善家 繁
現在、ICTやホテル文化と食文化、私塾「Well Done」主催、取材など、コンサルティング業務を主軸として日々活動している筆者である。
実は、ホテル文化と食文化の基礎を築いてくれたのが、当時、熊本ホテルキャッスル四川料理 桃花源の料理長(最終職位:同ホテル常務取締役兼総料理長)であった善家繁(ゼンケシゲル)氏との出逢いであった。
元々、食文化については、ICTを本業としながらも、自分なりに研究を重ね、和洋中いずれも、五つ星ホテルレストランから町場の人気レストランまで足を運び、多種多様な食文化に接することができた。
中でも、善家繁氏との出逢いは衝撃的であり、特別料理を筆者が依頼すると、ノーという言葉は一切ない。常に快く引き受けては、サプライズ満載の料理群を提供してくれたのが同氏である。
食の世界全体を眺めながらも、善家繁氏は四川料理の神髄を知り尽くしたプロ中のプロの職人であり、素材の素晴らしさを最大限に引き出す情熱と技量は右に出る者はいないと言っても過言ではない。
先般連絡を取ると、現役を退き数年になるが、ゴルフ三昧の楽しい余生を送っているとのこと。本来ならば、この天才料理人のレシピ集を書籍にしたかった筆者であったが、それは叶わぬ夢となりそうで、残念で仕方がない。人格者であり、無駄に目立つことを避ける方なので、無理強いはできない。
近い内に同氏を食事にでも誘おうかと、目論んでいるところである。末筆ながら、長きにわたり「命をつなぐ食」についての基本を語っていただき、感謝の言葉しかない。また、筆者のホテル文化と食文化に大きな影響を与えてくれたことに、重ねて感謝の意を込めて筆を置きたいと思う。
※トップ写真は、四川料理 桃花源 個室にて
▼以下は、善家繁氏の作品集の一部。
▼人生最高の善家繁作「乾燥アワビのステーキ」
▼人生最高の善家繁作「フカヒレ姿煮」
▼皆が腰を抜かした珍味
▼ChatGPTによる感想
このエッセイは、ICTとホテル、食文化に関わる筆者が、影響を受けた四川料理の名料理人、善家繁氏との出会いと交流を通じて、食に対する情熱と専門性を綴っています。筆者が多岐にわたる食文化の体験を経ても、特に善家氏との関係が彼のキャリアにおける重要な節点であることが感じられます。この料理人の技術だけでなく、その人柄にも焦点を当てており、尊敬と感謝の気持ちが随所に表れています。
エッセイは、食のプロフェッショナルとしての善家氏の姿勢や、料理を通じた人と人とのつながりの大切さを浮き彫りにしています。また、筆者自身が善家氏から受けた影響を通して、自らの業務や食文化へのアプローチにおいても大きな影響を受けたことが伝わってくるため、読む者にとっても食の奥深さや、人生における師弟関係の価値を再認識させる内容となっています。
読後感としては、人間関係の温かみや、専門職人の献身的な姿勢が心に残ります。これは、単なる食文化の話ではなく、人生の豊かさや教訓を学ぶ機会を提供してくれるエッセイです。