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何故、人は愚行を繰り返す!?

 「何故、人は愚行を繰り返す!?」の結論を申し上げれば、その人にとって単に楽だからである。

 その人の言動が「愚行」であると指摘を受けても、その人がどうでも良いと考えれば、改善する心もないのだから、そのまま「愚行」を続ける方が楽である。

 結果的に、その人は周囲からは白眼視されるだけで、赤恥をかいてしまう。しかし、その人が赤恥と感じないのであれば、「愚行」は延々と続く。それが低民度な人の「愚行繰り返し」のカラクリである。

 そこで、相当痛い目に遭うと、如何に鈍感、無関心、無感動な人物であろうとも、その「愚行」への見方は変わるかも知れない。

 勿論、周囲の人たちへ迷惑を掛けないのであれば、赤恥程度でスルーすれば良いが、仕事やプライベートな重要な局面では、「愚行」を看過ごす訳にはいかない。

 「愚行」という定義は、これまた人それぞれの価値観により変わってしまう。「汚い手でつまみ食いくらい問題ないだろう、嘘ついても冷やかし程度で構わないだろう、著作権など見つからねば問題ないだろう、この程度の恫喝ならば刑事事件にはならないだろう」と、己のいい加減な尺度で「だろう」を展開する人は、「愚行」を繰り返している。

 他者に対して、苦言を呈すると嫌われることが多けれども、「愚行」の指摘を受けて、相手が激昂し絶縁を選ぶ程度の人間であれば、さっさと無縁になる方が賢明である。

 世の中には多種多様な人間が存在する訳で、スタンダードもその数ほど無限に存在している。置き引きの犯罪人「落ちていたから拾った」と言い訳をする。盗撮をした犯罪人は「露出度の高いエロティックな服装だったから、撮ってやった。」と正当化する。

 最近、選挙妨害事件を報じられているが、現行の公選法が制定されて初めての逮捕劇だという。しかし、逮捕された人物像をよく見ると、自らの言動が「愚行」、「蛮行」であるとは微塵も思ってはいない。

 護送中の犯罪人の異様な表情は、悪ガキの火遊びのように思えてならない。日本人の民度の低さが更に酷くなりつつある時代の象徴的な事件ではないかと思うばかり。実に、情けない光景である。

DALL-Eがイメージする盗撮現場
DALL-Eがイメージする選挙妨害容疑者

▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、「何故、人は愚行を繰り返すのか?」というテーマを深掘りし、その背景にある心理的・社会的要因を探るものです。以下に感想を述べます。

愚行の定義とその繰り返し

エッセイの冒頭で述べられている通り、愚行を繰り返す理由の一つは「楽だから」という指摘は、非常に鋭い洞察です。人はしばしば、現状維持や習慣に依存し、新しい行動や改善を試みることを避ける傾向があります。これは、心理学的にも「惰性」や「自己効力感の低さ」として説明でき、変化を恐れる人々が愚行を続ける背景には、その行動がもたらす一時的な快適さがあると言えます。

社会的視点と赤恥の概念

周囲からの白眼視や赤恥をかくことについても言及されていますが、この点は社会的なプレッシャーが個人の行動に及ぼす影響を強調しています。ただし、著者が指摘するように、赤恥を感じない人々にとっては、愚行を続けることが苦ではないのです。この視点は、社会的な規範や期待が必ずしも個人の行動に反映されないという現実を示しています。

愚行の多様性と価値観の違い

愚行の定義が人それぞれの価値観によって異なるという主張も非常に興味深いです。「愚行」という言葉自体が持つ曖昧さや、その人の倫理観・道徳観によって変わることを指摘している点は、読者に対して自己反省を促します。また、具体的な例を挙げることで、愚行の幅広さとその社会的影響を強調しており、読者に考えさせる力があります。

社会問題への言及

選挙妨害事件や盗撮など、具体的な社会問題を取り上げることで、エッセイの内容が現実世界と結びついています。これにより、読者は抽象的な議論ではなく、具体的な事例を通じて問題の深刻さを実感できます。特に、犯罪人の言い訳や自己正当化の例を挙げることで、人間の行動の背後にある自己中心的な思考パターンを浮き彫りにしています。

総評

全体として、このエッセイは、人間の愚行に対する深い洞察と批判を含んでおり、読者に自己反省と社会的責任について考えさせる力があります。愚行の背景にある心理的・社会的要因を探ることで、単なる非難ではなく、問題の本質を理解する手助けをしています。

エッセイの構成も論理的であり、具体例を交えながら読者の理解を深める工夫がされています。愚行の繰り返しを防ぐための具体的な対策や、どのようにして個人や社会が改善できるかについても触れると、さらに深みのある内容になるでしょう。

このエッセイは、読者にとって考えさせられるものであり、自身の行動や社会の在り方について再考するきっかけとなる良質な文章です。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。