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災害時の安否確認。・・・『自分の命は自分で守る』が鉄則だが、大切な人の安否が気になる。

 今回の台風14号には、正直なところ、疲れ果てた。

 巨大台風であり、米国からは『スーパー台風』と指定され、また、台風の進路予想が曖昧なために、どのタイミングで突風が吹くのか、長い経験による『勘』にズレが生じた。

 現在も、台風14号の強風域から脱していない熊本県。その熊本市に住んでいて、今回のコースでは、最初は東寄りの風、そして段々と南寄りの風から西へ北へと回るのは、十分承知している。

 しかし、今回不思議だったのは、熊本市近くを台風の目が通ったけれども、最初の頃は微風程度で大したことはなく、家の軋み音や突風による圧力を全く感じなかった。

 ところが、台風が長崎、佐賀、福岡へと移動し、暴風域が過ぎ去ったかと思う頃から、『吹き返し』の風が強くなり、現在(午後6時半頃)、キーボードを叩いている時でも強風が止まない。

 天気図を見ると、想定外に『強風域』が広いので、台風の中心が出雲付近と言えども、熊本県は強風域の中にすっぽり入ったままである。

 この二日間は全く熟睡できず、台風の動きや雲の流れを見ながら、知人友人のことが気になってならない。養生テープを張り巡らして、体のあちこちが痛い。窓ガラスやドアなど、合計20箇所ほど貼るのに、汗が噴き出した。

 30年ほど前の台風19号の時は、ネット事業開始3年前だったので、社内のインターネットサーバーやその他機材の停電対策でやきもきすることはなかったが、熊本市の停電が3日間続いたので、生活に支障が出た。

 今回は、停電や光ケーブルの損傷、そしてサーバーの不具合などが非常に気になるので、30年ほど前の台風の時とは条件が異なる。よって、心身ともに疲弊した2日間だったと言える。今は、頭の中は空っぽの状態だ。

 ただ、知人友人が住む地域での水害や土砂崩れ、家屋の崩壊などは全く無さそうなので、胸を撫で下ろしたところである。こんな時、27年前にネット事業に着手しておいて良かったと、遅ればせながら独り頷く筆者である。

 これからも、まだまだ日本列島を北上する台風14号。全ての地域において、甚大な被害がなきよう、心からお祈り申し上げたい。

八景水谷公園のカワセミ(熊本市北区)

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西田親生@D&L
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