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お付き合いするなら、ポジティブな人と!!!

 ポジティブと言っても、サイレント・マジョリティーの中からポジティブな人を選ぶ方が無難である。もし、ノイジー・マイノリティの中から選んでしまうと、品性に欠ける空気に包み込まれる可能性がある。

 逆に、ネガティブな人と接していると、いつの間にか、そのネガティブさがこちらへ乗り移ってしまい、全てが上手く回らなくなることもある。人生、大らかに闊歩したいのならば、ポジティブな人たちをオススメしたい。

 ここでは、ポジティブが良くて、ネガティブが悪いと言っている訳ではない。世の中には、ネガティブを好み、ポジティブとは水と油の人もいるのだから、多様性の時代でもあり、個々人が自由に選べば良いだけの話だ。

 ただ、経験論ではあるが、これまでネガティブな人が一人でもいると、仕事においては、上手く行くものも何処かにブレーキが掛かり頓挫するばかりで、無駄な時間、無駄な思考が消耗し、悪循環の波に呑み込まれることがあった。

 人には、いろんなタイプもあり、いろんな考え方が存在する。されど、どう逆立ちしても、ネガティブな人生を送っていると、ときめくような時間を共有するようなことは皆無に等しいのではないかと思われる。

 超ネガティブな人は、常に足元がコンクリートで固められているように動かない。脳が働いても体が動かなかったり、体が動いても脳が働かなかったりと。双六で言えば、三歩進んで、三歩戻って、結局は振り出しへ。

 人生、色々。超ポジティブな人も、普通にポジティブな人も、ネガティブな人も、超ネガティブな人でも、それなりに生きているのだから、そっとしておいた方が無難である。その人の人生なのだから、要らぬ助言など不要なのかも知れない。

 しかしながら、近しい人で、迷走している人がいるとなれば、相手の立場や気持ちを良く考えた上で助言をするのは、大切なことではなかろうか。

西田親生の自由気まま書『如水』
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