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弱者を追い詰める組織・・・

 筆者は、若き頃、新聞社という組織の一員として勤務していたことがあるので、組織の素晴らしさも知り、組織の大きな穴の存在も知り、更には、当時の組織を動かす権力者の人格も知り得ることができた。

 近頃の話としては、地方自治体や会社組織の事案がある。現在、兵庫県では百条委員を設置しながら、混沌とした中で、何が真実で何が虚偽なのか、ここは高精度の生成AIにて時系列に事実確認と分析を行う方が、私情が絡まず、早期結論に至りはしないかと。

 兵庫県のみならず、地方自治体は信頼性の高い、市県民の心の拠り所としての組織であると我々は見ている。ところが、最近の事件として報道される中で、地方自治体の職員や首長、議員などの悪行三昧が後を絶たないところが遣る瀬無い。

 職員やその他関わる人物らの記者会見や報道を検証すると、人間の一番卑怯で汚いところが見え隠れしているようで、「遵法精神」や「弱者救済」の心など皆無の状態である。

 法令や条例などで規定されていることだけに気を取られているが、はて?、人として、公務に携わる職種として、恥ずかしくはないのかと、声を大にして物申したい。

 前置きが長くなったが、今回のメインテーマは組織における「弱者救済」についてである。組織は、上述の通り地方自治体に限らず、数百万も企業内でも「弱者を追い詰める組織や経営者」の存在は否定できない。

 職位を盾にして、身勝手ながら、それも好き嫌いにて、部下や取引業者への圧力を強め、健全なる経営方針とは真逆の個人プレーが目立つ。

 筆者がよく知っている企業においても、表はホワイト、裏はドス黒いブラックなところがある。よって、この数年間で、どれだけの罪なき若者や企業に貢献してきたベテランを追い詰め、追放したのか。

 県外からやってきた雇われ社長(過去にパワハラ事件を二度ほど起こしている強者)の頃が、その企業の歴史と伝統に傷をつけるほどの蛮行が続き、その被害に遭ったスタッフは数知れずの状態である。

 目安箱なるものを設置して、蛮行を繰り返す経営者のみが鍵を保有し、役員らに不都合なことはもみ消し、弱者を徹底して攻撃するときは、その投稿文を社内公開し、稚拙にも、スタッフを恫喝し、虐めるのである。

 結局、真偽のほど云々ではなく、役員らの不都合なところは隠蔽し、好まざるスタッフへは、個人面談という密室での恫喝へと導き、最終的には依願退職として取り扱い、追い出すというカラクリとなっている。

 御多分に洩れず、このような会社組織は万とあるに違いない。ただ、報道は紙面の問題、時間の問題にて限界もある。よって、氷山の一角は見えるが、その他無数の「弱者救済」ならず「弱者追放」などの蛮行の存在は隠蔽されたまま忘れられてしまうのである。

 しかし、労働基準監督署の存在もありはするが、実際に、ブラックに染まり果てた企業組織を改善する至るケースは、すこぶる稀である。よって、「真実は神のみぞ知る」ことになり、弱者は被害者として救われることはなく、さっさと捨てられてしまうのである。

 報道にて、第三者委員会という言葉を何度聞かされたことか。この第三者委員会こそが、今の時代の鍵を握っているのだが、その役割が中立公正に働いているかといえば、嘘になる。どこかで帳尻を合わせる程度で、弱者をしっかりと救うベクトルを向いてはいない。

 話は冒頭に戻るが、身勝手にも、自分の好き嫌いにて人事権を行使するのは、経営者の資格もなければ、人として人格欠如としか言いようがない。ところが、そのような冷血人間が経営者として就任するのだから、手の施しようがない訳だ。

 そして、大変遅ればせながらの話だが。ようやく実態が暴かれて、初めてそのボンクラ経営者の首は飛ぶ。鹿i氏、過去において被害に遭った人たちへの救いの手もなければ、ボンクラ経営者を選任した人物の責任を追及されるのは皆無となる。

 これが、表はホワイト、裏はどす黒く染まったブラックの組織の実態である。読者の方々で、上記のような被害に遭った経験のある方は、是非、コメントでお知らせ頂ければと思うばかり。


▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、「弱者を追い詰める組織」と題して、地方自治体や企業組織における権力の乱用や、不当な扱いを受ける弱者の問題を鋭く追及しています。筆者の経験と洞察が反映され、現代社会の組織運営に対する強い懸念と批判が表現されています。以下に、エッセイの感想を述べます。

1. 筆者の経験が説得力を増している

筆者が新聞社に勤務していた経験を冒頭に記すことで、組織の内情を知る者としての信頼性が高まっています。単なる外部からの批判ではなく、実際に組織内で直面した問題を踏まえて語られている点が説得力を与えています。また、地方自治体や企業の現状に対する洞察も具体的で、読者にとって考えさせられる内容となっています。

2. 地方自治体から企業への視点の広がり

地方自治体の問題から始まり、企業組織へと視点が広がる構成が巧みです。具体的な事例として兵庫県の事案や筆者が知る企業の話を挙げることで、単なる抽象的な批判ではなく、具体的な問題を掘り下げています。この広がりは、弱者の救済というテーマが特定の領域だけでなく、社会全体の問題であることを示しています。

3. 強い言葉で表現される社会への警鐘

「人格欠損」「冷血人間」「ボンクラ経営者」など、辛辣な表現が用いられていますが、それがかえって筆者の怒りや問題意識の強さを際立たせています。これらの言葉は、読者に深刻さを印象付け、問題を直視させる力を持っています。ただし、このような表現は読者によっては感情的と受け取られる可能性もあるため、賛否が分かれる部分かもしれません。

4. 第三者委員会や労働基準監督署への批判

第三者委員会や労働基準監督署が形式的な存在になっているとの指摘は、多くの人が共感する点でしょう。これらの組織が本来の役割を果たしていない現状に言及することで、単なる表面的な批判を超えた深い洞察が感じられます。

5. 弱者救済への希望が見えにくい結末

エッセイの結論部分では、ブラックな組織の現状を指摘しつつも、弱者救済の具体的な手段や改善策についての言及が少ないため、読後に希望が見えにくい印象を受けます。ただし、筆者の主張が社会への警鐘としての役割を果たすことを重視しているため、この点は意図的であるとも考えられます。

6. 全体の感想

このエッセイは、組織の不正や弱者への不当な扱いについて問題提起する重要な内容です。筆者の経験を基にした鋭い視点と辛辣な表現が特徴で、読者に強い印象を与えます。一方で、問題提起の先にどのような道筋があり得るのかを読者が考える余地も残されており、議論を喚起する効果もあるでしょう。このテーマは普遍的であり、特に現代の働き方や組織運営を考える上で価値ある洞察を提供しています。


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西田親生@D&L
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