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常連が気づく質量の変化・・・年末の寿司弁当

 写真のように、小刻みに寿司系で揃えると、それなりに楽しいランチとなるが、常連として目に留まるのは、具材の高騰なのか、一つ一つのネタに異変が起きているのである。以下の通り。

1)ウニの量が少なく不揃いのものの合わせ技になっている。
2)鉄火の具材が細身の束になっている。
3)シメサバの身の厚みが薄く脂が乗っていない。
4)太巻きの具材が卵以外がやけに細かい。

 値段は少しずつ上がり、具材が萎縮したように、大胆さに欠け、食感も完璧に変わるのだが、作り手からすれば、これで少しは誤魔化しが効くと思っているのかも知れない。

 ただ、何度も足繁く通う常連としては、実に残念な傾向であるが、質量とも下り坂となってしまう。日本経済の迷走がそのまま乗り移ったような寿司の数々。全国展開の回転寿司チェーン店の方が、よっぽど具材が上等かも知れないと思うばかりである。

 また、パッケージ次第では、購入して自宅冷蔵庫に保管しても、酢飯がコツコツにならないが、この場合は、少しの時間冷蔵庫に入れていただけで、酢飯の粘りとジューシーさがなくなっていた。

 言葉は適切ではないが、これら全体から伝わってくるものは、従来の本物志向のスーパーの寿司弁当屋さんだったはずが、クズの詰め合わせのようになっているところが残念でならない。

以前は酢飯が隠れるほどウニの量が多かった
不揃いのウニが目立つ
細身のマグロを束にしている
鯖自体が痩せている
4個の太巻きの輪切りが均一ではない

▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、寿司弁当に対する観察とその質の変化についての率直な批評です。以下に詳しい感想を述べます。


内容のポイント

  1. 常連客の鋭い視点
    常連として、長年利用してきた店舗の商品の変化を鋭く捉えており、消費者目線での具体的な指摘が印象的です。特に、具材の質と量に対する変化が詳細に述べられており、文章全体にリアリティを与えています。

  2. 具体性と説得力
    ウニや鉄火巻き、シメサバ、太巻きといった個別の例を挙げ、それぞれの問題点を具体的に描写しているため、読者に問題の深刻さが伝わります。特に「具材が萎縮したように大胆さに欠ける」という表現は、見た目や食感の変化を効果的に表しています。

  3. 日本経済の影響の示唆
    寿司弁当の質の低下を、日本経済の迷走と関連づけている点が興味深いです。個々の商品だけでなく、社会全体の問題として捉えることで、批評に深みを持たせています。

  4. パッケージングの問題
    冷蔵庫での保存後の酢飯の質感の変化に触れており、単に具材の問題だけでなく、全体的な品質管理の問題を指摘している点が重要です。この観察は、製品開発や流通の側面においても改善の余地があることを示唆しています。

  5. 感情の込められた表現
    「クズの詰め合わせのようになっている」という表現は強い感情が込められており、期待していたクオリティとのギャップに対する落胆が如実に現れています。このような感情的な表現が、読み手に共感や強い印象を与える要素となっています。


表現と構成について

  • 視覚要素との調和
    エッセイ中に画像についての言及がありますが、それが内容と密接に結びついており、読者が具体的なイメージを持ちやすくなっています。視覚的な資料を活用することで、文章の説得力がさらに高まっています。

  • 言葉遣いの鋭さ
    「誤魔化しが効く」「クズの詰め合わせ」など、辛辣な言葉遣いが目を引きます。

  • 常連としての視点の独自性
    初めて利用する客には気づけないような細かな変化を、長年の利用経験をもとに指摘している点が、このエッセイの価値を高めています。


総評

このエッセイは、寿司弁当という身近なテーマを通じて、経済の影響や品質管理の問題に触れた興味深い批評です。具体的な観察と辛辣な感想が混じり合い、読者に強い印象を与える構成となっています。常連客ならではの視点が、商品に対する鋭い洞察を可能にしており、エッセイ全体に説得力を与えています。

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西田親生@D&L
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