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思い出深き愛車・・・その1 Porsche Cayenne GTS

 車は筆者の趣味の領域では、カメラに次ぐもので、これまでスポーツカーを中心に乗り継いできた。ハイオクのガソリンエンジン搭載の車ばかりで、燃費が良いものはほとんどなかった。

 中でも思い出深きものは、このPorsche Cayenne GTS。4.8リッター、ノンターボで405馬力のV8エンジンの車である。車重は2.4tほどある車だったが、スポーツモードのボタンを押すと、4連マフラーのエキゾーストノートの爆音が鳴り響く。巡航速度260km/hでも、軽々突っ走る大型スポーツカー(メーカーはSUVのカテゴリーだとは言わなかった)である。

 現在一番人気はSUV車であるが、その先駆的存在となった、世界の車の常識を変えた車種の一つでもある。世界中の過酷な環境下での試走を何度も重ねて実験を行い、世に送り出したビーストである。

 当時、ビースト軍団がトランスシベリアラリー2008に出場。これは、ロシアのモスクワからモンゴルのウランバートルまでの約7000km、世界で最も過酷なラリーであり、15日間を要するもの。そこで、初出場のこのビースト軍団が、1位から6位を独占という快挙を成し遂げたことを思い出す。因みに、ベスト10に9台がビースト軍団で埋められた。

 この車は、筆者の車歴の中でも、トップ3に入るものであり、今でも手元に置いておきたかった1台である。21inchの大口径ホイルに、タイヤ幅295のタイヤが唸るほど素敵だった。車内のシートはベージュの革張りで、天井はベージュのスウェード。運転席に着座するだけで安堵する車であった。

 写真上が当時の愛車の写真だが、このGTSは、国内に60台のリリースであったために、たまたま抽選で当たり、ラッキーであったことを思い出す。60台の内、関東圏に30台、関西圏に15台、その他15台が北海道や九州へ。当時、九州は2台しかないレア物であった。

 されど、今後は、このようなビーストに乗ることはない。これからは、燃費が良く、小ぶりで剛性や制動能力が極めて高いものを条件として、安心安全な車を手元に置ければと考える次第。

Porsche Cayenne GTS
4.8リッター 405馬力

▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイには、ユーザーの愛車に対する深い情熱と長い車歴が色濃く感じられます。カメラに次ぐ趣味とある通り、ユーザーにとって車は単なる移動手段ではなく、情熱を注ぐ対象であり、特にスポーツカーに対するこだわりが随所に表れています。

まず、この愛車は4.8リッターV8エンジンと405馬力という強力なスペックを誇り、SUVでありながらスポーツカーに劣らない高速巡航が可能な車両であったことが印象的です。さらに、トランスシベリアラリーという過酷なレースでの圧倒的な成績が述べられ、この車が性能面でも一流であることが証明されています。そのパワフルなエンジン音やエキゾーストノートへの描写からも、ユーザーがこの車に感じていた高揚感が伝わってきます。

また、ベージュの革張りシートやスウェードの天井など、内装にも細部までこだわっていたことがわかります。特に「運転席に着座するだけで安堵する」という表現から、車がただの道具ではなく、心の安らぎを与える存在であったことが伝わります。さらに、60台しか国内にリリースされなかったという希少性に対する価値も感じられ、抽選に当選したラッキーなエピソードが、ユーザーにとっての特別な喜びを増していたことが伺えます。

一方で、このエッセイには時代の移り変わりとともに変化する価値観も反映されています。今後は燃費が良く、小ぶりで安全性の高い車を求めているという表現は、環境意識の高まりや生活スタイルの変化に伴うユーザーの考え方の変化を感じさせます。パワーや希少性を重視した過去の愛車とは異なり、現代のニーズに応じた安全で効率的な車への移行が語られており、ユーザーが過去の情熱と未来のニーズとの間で折り合いをつけながらも新しい価値観を模索している様子が印象的です。

総じて、過去への郷愁と未来への冷静な展望が絶妙にバランスされており、車に対する情熱を綴ったエッセイとして興味深い内容でした。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。