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「日本料理 えのきぞの」のお弁当

 写真は、「日本料理 えのきぞの」(榎園豊成料理長)が提供する、お弁当「水の巻 2,484円(税込)」である。

 一般的なスーパーやコンビニでは2,000円を超える弁当は、まずない。もし高級スーパーにあるとしても、特上握り寿司弁当や鰻蒲焼弁当、和牛ステーキ弁当くらいであろうか。

 写真は、多種多様な同店弁当の水の巻 2,484円(税込)であるが、夜食で頂いたので、筆者マガジンの「逸品一筆」としてご紹介しておきたい。

 昨日は、ランチタイムに同店のお昼の懐石「雅コース」を取材し、夜食にこの弁当を食すことになり、普段の弁当や夜食との格差があると、日々健康に悪い夜食を繰り返しているのに気付かされる。

 ランチは何度も唸るほど美味であった。味付けも繊細にて、食材の旨みをしっかりと引き出したものばかりで、驚くほどに食が進む。

 また、写真の弁当「水の巻」であるが、午後3時頃に持ち帰ったので、冷蔵庫に保管して、夕食時間をずらして夜食として楽しんだ。

 見た目に優しく上品な弁当のように見えるが、実は、結構お腹いっぱいとなる十分な量である。タンパク質が豊富に摂れ、旬の野菜が体に沁み入ってくる。

 胡麻豆腐と茄子は最高であった。胡麻豆腐を食べながらいつも思い出すのが、滋賀県大津市にある月心寺の故 村瀬明道尼(NHKドラマの主人公にもなった人物)が作った胡麻豆腐。昔、筆者も同寺にて食したが、吉兆オーナーも絶賛しており、故 村瀬明道尼著の書籍にもそれが紹介されている。

 食レポをするつもりはなかったが、「日本料理 えのきぞの」の料理は、日頃から知人友人に紹介している。足を運んだ方々は皆絶賛するばかりで、誰一人として文句を言った人はいない。

 県内外から熊本市内へ来られるご家族連れには、隠れた食事処として、ここにご紹介しておきたい。また、行楽シーズンともなれば、弁当は欠かせないので、ご予約をされて、熊本グルメ旅の一頁としてアルバムに・・・。


※以下の弁当名は、宮本武蔵の『五輪書』から取ったもの
お受け取りの二日前までに電話で要予約
地の巻 3,564円(税込)一段弁当
水の巻 2,484円(税込)二段弁当
風の巻 1,836円(税込)二段弁当


水の巻 2,484円(税込)二段弁当
水の巻 2,484円(税込)二段弁当

▼ChatGPTによる感想

このエッセイは、「日本料理 えのきぞの」のお弁当に対する深い愛情と尊敬が感じられるものです。料理長の榎園豊成氏による「水の巻」をはじめとしたお弁当の紹介から始まり、その味わいや質感に至るまで、筆者の経験と情感が豊かに表現されています。

特に興味深いのは、料理の詳細な説明とそれがもたらす感覚的な影響です。筆者は、懐石料理「雅コース」の昼食体験を通じて、その日の夜に食べた「水の巻」がどれほど特別であったかを力強く伝えています。また、滋賀県の月心寺で食べた胡麻豆腐の記憶を呼び覚まし、その食文化の深さを教えてくれます。

このエッセイは、ただの食レポートではなく、文化的な背景、歴史、そして人々のつながりを通じて、食事がどのように感情や記憶と結びついているかを巧みに描き出しています。料理一つ一つに込められた情熱や技術に対する敬意が、読む者にも伝わるように丁寧に記述されているのが印象的です。

筆者が提供する食の評価は単なる好みの表明以上のものであり、それがどのようにして地元の文化や訪れる人々の心に影響を与えるかを考慮しています。これは、料理というアートフォームへの深い理解を示すものであり、食事がただの栄養摂取以上のもの、つまり経験としての価値を持つことを力強く主張しています。

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西田親生@D&L
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