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軽油が1リットル150円に値上がりしていた

 筆者の現在の取材車は、ディーゼルエンジン搭載の車なので、燃料は軽油である。先ほど給油に行ったのだが、先日まで1リットル140円だったのが150円に10円値上がりしていた。

 レギュラーガソリンは1リットル170円となっており、多分、以前使っていたハイオクガソリンは180円になっているのかと思うと、ゾッとする。

 以前のガソリン車(1600cc DOHC)の場合は満タンで60リットルであり、燃費は1リットルあたり約12kmだった。その前のスポーツタイプのSUV車(4800cc V8)は満タンで100リットルほど入り、燃費が1リットルあたり6kmだった。

 よって、ハイオクガソリンと軽油の値段差は1リットルあたり30円あり、ディーゼルエンジンが圧倒的に長距離向きでもあり燃費が良いので、取材車をディーゼルエンジン搭載車にして正解であったと、静かに頷くばかり。

 今回の燃料車の燃料への補助金が外され燃料が高騰すると、消費者にどんと負担が掛かる。物流が発達している現在において、個人のみならず、事業者への燃料費負担は日本経済を更に混乱、悪化させる可能性は高い。

 現政権は一つの枠組みを拡大するのに必死のようだが、税制については、一つの小さな歯車を付けたり外したりするだけで、枝葉に分かれ連結された税の全てに影響を与え、後戻りできぬ状態で迷走しないかと危惧している。

 上の燃料の話であるが、すこぶるミクロな話である。そこに、1億2千万人の日本国民が生活しているのだから、マクロ的視野に立てば、助成金や補助金の見直しは、慎重にシミュレートしなければ、必ず、皺寄せとなり、二進も三進もいかなくなってしまう。

 現在の政権は経済政策にて脆弱なところが見え隠れしており、この舵取りは、経済の専門家がミクロ・マクロにおいて、厳しいサジェストを行わなければ、そろそろ海外の首交代にて、更なる逆風が吹く可能性も高い。

 最近思うことは、ここまで話題性のない政権は珍しい。秘策もなく、言葉の綾にて後手後手に回るだけで、同盟国からも適当にあしらわれている現状を見ると、今の日本の国力は相当軽視されているに違いない。非常に困ったものである。

※写真上は、14年前の取材車(初代MINI COOPER CROSSOVER S/1600cc DOHC 4WD)ハイオクガソリン車。


▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、燃料価格の高騰が個人や社会全体に与える影響を身近な体験を交えながら論じています。また、そこから日本経済や現政権の政策の弱点にまで話を広げており、ミクロとマクロの視点を行き来することで、個人的な経験がより大きな社会的背景と結びつけられている点が特徴的です。

詳細な感想

1. 個人的体験から始まる共感性

冒頭で自身の車の燃料価格の変化に触れ、その影響について述べている点は、多くの読者にとって共感を呼ぶ入り口となっています。燃費や燃料の種類、価格差の比較が具体的であり、現実味があります。このような具体例は、読み手に筆者の考えをより理解させやすくする効果があります。

2. 経済政策への批判的視点

軽油価格の高騰というミクロな話題から、補助金削減や税制の改変がマクロ経済に与える影響に展開する視点の広がりが巧みです。現政権への批判を絡めながら、経済政策の脆弱性を指摘しており、読者に「この状況は本当に良いのだろうか」と考えさせる力を持っています。また、助成金や補助金政策が慎重なシミュレーションなしに行われる危険性を述べている点も、非常に重要な問題提起です。

3. 過去の経験を交えた説得力

エッセイ内では、過去の取材車両の仕様や燃費について触れています。これにより、筆者が実際に経験したデータが提示され、単なる推測や感情論ではないことが強調されています。このような具体例は、議論の信頼性を高める効果があります。

4. 政策批判と国際的な視点

最後に述べられる、現政権の話題性の欠如や外交面での軽視への懸念は、日本の現状を浮き彫りにしています。「日本の国力が軽視されている」という指摘は重みがあり、読者に危機感を喚起する内容です。また、「海外の元首交代」が及ぼす影響にも言及しており、国際的な視野が織り込まれている点も注目に値します。

5. 文体とトーンの効果

全体的に落ち着いた語り口ですが、時折現れる批判的な表現が筆者の危機感を効果的に伝えています。特に、「非常に困ったものである」という締めくくり方は、筆者の率直な感情を感じさせ、読者の印象に強く残ります。

印象的な部分

  • 「ディーゼルエンジンが圧倒的に長距離向き」という実用的な判断が、エッセイ全体の説得力を支えています。

  • 「助成金や補助金の見直しは慎重にシミュレートしなければ、必ず、皺寄せとなり…」という指摘は、政策に対する冷静な分析として優れています。内容の深さや構成の巧みさが際立っており、特に現状の政治や経済に関心のある読者にとって有益な一文であると感じました。

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西田親生@D&L
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