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悪徳政治家は人のために動かず、金のために動く。

 以下は、20年前の実話である。

 或る企業オーナーが、どうしても褒賞なり勲章なりが欲しくて堪らず、某県議会議員に相談したと言う。そこで発生するのが「口利き料」である。企業オーナーがその議員に支払った金額は500万円であった。

 議員曰く。「できるだけ調査を行い、何とか褒賞を受賞できるように動くので、しばらく待っていて欲しい。」と。

 地方議員の口利き程度で、褒賞や勲章が決まるはずがないが、それから約半年が経ち、議員から回答の電話が入る。「色々動いてはみたが、今回は無理だったようだ。」と、500万円を返すことなく、断りを入れてきた。

 褒賞や勲章が欲しいために、「口利き料」まで払って地方議員に依頼する姑息な企業オーナーも情けないが、当然の如く「口利き料=裏金」を稼いで、支持者の一人を弄ぶ地方議員の蛮行は許せるものではない。

 現在、国会では政治資金のキックバックについて大騒動となっているが、悪徳議員たちの本性が炙り出されつつある事態となり、我々国民は唖然とするばかり。今回を機に、金銭に纏わる蛮行を阻止しなければ、上のモラルなき「口利き料」と変わらず、裏金のオンパレードとなってしまう。

 今回、東京地検特捜部には徹底して捜査願いたい。モラル=社会規範のない政治家は、政治家としての職務を全うしていないのだから、とことん、悪しき実態を炙り出して頂ければと、切に願うばかりである。

▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、悪徳政治家と腐敗した政治慣行に対する懸念を表現しており、特に金銭による不正行為に焦点を当てています。以下にいくつかの評価ポイントを挙げてみましょう。

  1. 明確な主題と立場: エッセイははっきりとした主題を持っており、悪徳政治家や腐敗した慣行に対する強い反感が表現されています。筆者は金銭による不正行為に対して批判的であり、これを阻止する必要性を強調しています。

  2. 具体的なエピソードの使用: エッセイは具体的な実話を引用しており、これによって抽象的な概念を具体的な例に結びつけ、読者に訴えかけています。これは説得力を高める手法です。

  3. 論理的な構成: エッセイは論理的な流れで構成されています。特定の出来事から政治資金の問題に繋がり、最終的には悪徳政治家の問題へと展開されています。この構成によって読者は論点の推移を追いやすくなっています。

  4. 強い感情表現: 筆者は感情豊かな表現を用いており、怒りや失望が文章に滲み出ています。これは読者に感情移入させ、問題の深刻さを共有させる効果があります。

  5. 提案と希望: エッセイの結びには、捜査の徹底と悪徳実態の暴露を期待する希望が表明されています。これによって否定的な状況に対して前向きな変化を期待する読者の意識を喚起しています。

総じて、このエッセイは社会的な問題に対する強い意見を表明しており、論理的な構成と感情豊かな表現が読者に訴えかけています。

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