熊本名物、幹線道路の渋滞続く。
相変わらず、熊本市内中心部の幹線道路渋滞は解消されていない。長年にわたる道路行政の無策がこのような事態を引き起こしているのであるが、政令都市としての交通インフラの酷さは、筆舌に尽くし難い。
本日、所用があり、熊本大学病院へ車を走らせたのは良いが、普段であればオフィスから15分程度で到着するはずが、40分もかかってしまった。市内中心部を通る幹線道路が1.5kmほど渋滞しており、ダラダラ運転をせざるを得ないのである。
バスレーンが左側にあるものの、どん詰まりの状態。時間帯は午前8時半から9時であり、出勤途中の車もあろうけれども、幹線道路でのノロノロ運転は洒落にならない。
そもそも、都市計画は道路ありきで、ハードが後から建ち始めるけれども、熊本県内は逆にハード優先で、後から道路インフラに取り掛かるケースも少なくない。よって、ハードが完成しても、そこに辿り着くのにスネイキーな道を通らざるを得ない。
南阿蘇にある東洋一の大型野外コンサート施設「アスペクタ」にしても、こけら落としの時に水田や畑の畦道を通らざるを得ず、難儀したことがあった。当時、土砂降りの雨となり、道はぬかるみ、結局中止となったが、それから熊本市内へ戻ることも叶わず、どこからのペンションに泊まったことを思い出す。
特に、熊本市内の市道、県道、国道は酷いすぎる。白川に架かる橋を市内中心部に向かって走っていると、突然、幹線道路とT字路となっており、幹線道路を左折か右折をしなければならず、計画性のない道が次から次に現れる。
都市計画は、担当行政マンや議員のセンスの問題ではないか。机上の空論にて構想を練られた道路が、スネイキー道路であったり、右折禁止や一方通行が市内中心部では当たり前となっている。したがって、県外から来られる観光客は必ず道に迷ってしまう。
現在は、カーナビやスマホのマップで確認できるので、ある程度はスムーズに目的地へ到着する確率は高くなっているが、曲がりくねった道路は美観を損ね、更に、市内中心部の繁華街の蜘蛛の巣を張り巡らしたような電柱と電線には絶句してしまう。
観光立県を望むのであれば、電柱や電線は全て土中に埋設しなければ、観光地として胸を張って国内外の観光客を招き入れるものではなかろうと。これもまた、センスの問題であると言っても過言ではなさそうだ。
▼DALL-Eが上のエッセイを読みイメージしたもの
▼ChatGPTによる感想
このエッセイは熊本市内の交通インフラにおける問題点を鋭く指摘しており、地方都市の都市計画の問題を考えさせる内容です。筆者は、特に市内中心部の幹線道路の渋滞とその原因を詳述しており、道路行政の無策や計画性の欠如が顕著に表れていると批判しています。
筆者は自身の体験を基に具体的な事例を挙げており、これがエッセイにリアリティを与えています。特に、熊本大学病院への通院が普段よりも大幅に時間がかかったこと、そして南阿蘇のコンサート施設での経験などは、読者にとって非常にイメージしやすいでしょう。
また、都市計画の欠陥が観光や日常生活にどれだけ影響を及ぼしているかを、筆者は電線の見苦しさや道路の配置の不便さを通じて効果的に示しています。これは、地方都市におけるインフラ整備の重要性を訴えかけるものであり、読者にとっては都市計画に対する新たな視点を提供するものです。
このエッセイを通じて、筆者は行政の短期的な視野に警鐘を鳴らし、長期的な計画と市民のニーズを反映した都市開発の必要性を強調しています。それは、ただの交通問題の指摘を超え、持続可能な都市計画とは何かを問う深い洞察を提供していると言えるでしょう。