山鹿豊前街道絵巻(四)・・・有働自轉車
90年の歴史と伝統を受け継ぐ、父と息子。父親はご高齢だが、腕の筋肉や浮き出した血管を見ると、流石に職人の腕をしている。
黙々とタイヤや自転車全体のバランスなどをチェックしては、パンク修理や各所の調整を行う職人。
とても地道な作業であるけれども、AIロボットでも簡単にできる作業ではない。リム一本一本のズレや歪みの微調整も、この職人のセンサーには敵わない。
熊本県山鹿市の豊前街道沿いにある、老舗『有働自轉車』。この通りは、観光客がそぞろ歩きする、観光メインストリートになっている。
この通りを北へ進めば、右手に『さくら湯』があり、交差点から先が上り坂となっている。それから数百メートル上れば、坂東玉三郎などの公演で知られる芝居小屋『八千代座』が右手に見える。
同店の南側は菊池川が滔々と流れているが、時には鯉狙いの釣り人が集まり、歓声が聞こえてくる。その上空をホバリングしていたミサゴが急降下。50cmを超えるようなでっかいニゴイを捕獲することもある。
山手の湯の街・山鹿。泉質は、九州一、二と言われるほど、素晴らしい。欲を言えば、グルメのレベルアップができれば、もっと観光客が増えそうな気がしてならない。筆者がコンサルやっても良いのだが。
▼有働自轉車(有働サイクル)
〒861-0501
熊本県山鹿市山鹿1777
TEL 0968-43-2417
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