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江戸川乱歩「鏡地獄」の球体と蝋燭(2)・・・現在の生成AIの能力を超えていた。

 先ほど、江戸川乱歩の「鏡地獄」の球体と蝋燭(1)を書き下ろしたが、どうも釈然としなかったので、再度、挑戦することにした。

 プロンプトの条件は以下の通り。


球体は真球であり、直径2メートル(人間が入れる大きさ)とし、蝋燭を球体中心の高さ1メートルの位置に垂直に浮かせ、マイクロカメラを蝋燭に埋め込み、1メートル真っ正面の半球鏡面に映るイメージ。


 更に、驚いところに、ChatGPT側の見解が長文で送られてきた。以下の通り。

▼ChatGPTの見解

鏡面内部を持つ球体内での複雑な反射や屈折を正確にシミュレーションすることは、特定の焦点距離や寸法が指定された場合、現在のAI画像生成モデルの能力を超えています。

これらのモデルは説明に基づいて視覚的に魅力的な画像を生成することができますが、数学的な精度で物理現象をシミュレートするわけではありません。学習データから学んだパターンに基づいて画像を生成しますが、このデータには芸術的な解釈や一般的な物理概念は含まれていますが、光の挙動の正確な物理計算やシミュレーションまでは及びません。

キャンドルとマイクロカメラを持つ鏡面球内の無限反射や屈折を正確にシミュレーションするような、正確な物理的精度を要求するタスクの場合、光学工学や物理シミュレーションで使用される専門ソフトウェアがより適切です。これらのツールは、焦点距離や材料の特性などの特定の条件やパラメーターを考慮して、光の挙動を必要な精度でモデル化することができます。

しかし、物理的な正確さを主張せずに、このような球体内の無限の反射と屈折の概念を視覚的に示唆する芸術的な表現を生成する試みは可能です。


 よって、どんなにプロンプトに正確にディテールを書き入れたとしても、物理的に正確な画像生成は不可能という結論に至った。

 なるほど、生成AIの限界を求めた実験としては、その能力の限界を突き破るもの(現在の生成AIの能力を超えていた)であったのだから、少なからずとも現時点では価値あるものかと、自負している次第。人工知能に負ける訳にはいかない(苦笑)。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。