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成功者の行動力は、半端ではない。・・・『思い立ったが吉日』

 11月末日の事だった。某店の取材依頼があり、久しぶりの博多入り。早朝まで準備を行い、取材車を運転し、九州自動車道、そして福岡都市高速を通り、現地入りした。

 取材についての詳細打ち合わせがない割には、思いの外、早い時間で終了した。それから更に、ホテルオークラ福岡地下駐車場に潜り、車を預けた。

 案内された先は、食事処の名店であった。会議室へ案内され、同店の社長と通販ご担当との初顔合わせ。僅かな時間であったが、ご担当の質問攻めに遭いながらも、すこぶる充実した時間が過ぎた。

 それから数日後、紹介者より、同店社長が新幹線に乗って、熊本入りしたいという情報が入った。目的は、筆者と直接会って話したいとの事。正直、驚いた。

 この寒さの中、師走のご多忙な中に、わざわざ博多から熊本に移動し、筆者に会いたいとの知らせは、すこぶる嬉しくもあったが、心配の方が先立った。

 理由は、コロナ禍が収束するどころか、第8波として国内は感染者が急増している。もし、雑踏に足を踏み込めば、同社長が感染しないとも限らない。昨年、博多に住む叔父がコロナ感染で他界したので、どうしてもアラームが鳴る。

 よって、折角の同社長の熊本入りを丁重にお断りし、筆者の方から出向くことを提案したのであった。結果的に、同社長も筆者の意を解して頂き、近日中に博多にて再会することでまとまった。

 前書きが長くなったが、今回の遣り取りにて頭に浮かんだ言葉があった。それは『思い立ったが吉日』というものだ。流石に、博多では名店として人気ある食事処であり、それを牽引する社長の行動力に脱帽した。

 私的な話で申し訳ないが、つい先程、博多に住む従姉妹たちに電話をして、同店のことを聞いてみた。すると、従姉妹の一人が、随分前から、家の祝い事はその名店を利用してきたと言う。

 従姉妹の母親に安否確認ついでに電話を入れた。その名店の名前を口にすると、間、髪を入れず「ああ、知ってるよ。次女たちがお祝い事で利用してた美味しいお店でしょ!?」と。これで、従姉妹情報の裏が取れた。

 成功者の行動履歴を全て知る由もないが、今回のちょっとした遣り取りで感じたことは、『パワー漲る行動力』である。筆者でさえ、先般、車で博多入りするも、日帰りにてオフィスに戻れば、即爆睡となるほど疲れていた。

 それを、ちょっと会うにも、新幹線を使い、熊本入りを決断されるのだから、本当に驚いた。筆者よりも一回り先輩のようなので、尚更である。

 『思い立ったが吉日』という諺は、成功者としての日頃の行動原則であると確信した次第。いやはや、久しぶりに行動力のある人物を前にして、頭の下がる思いであった。

 最後に、喉のところまで名店の店名を口にしたいけれども、現段階では非公開をベストと判断しているので、いつの日か、この名店と代表者を主人公として種明かしができればと考える次第。

▼今年最後の満月

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西田親生@D&L
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