思い出深き愛車・・・その4 Porsche Cayenne S
確か、2004年に手に入れたPorsche Cayenne S(熊本県山鹿市の八千代座駐車場にて)。「思い出深き愛車・・・その1」でご紹介したPorsche Cayenne GTSの前の車で、初代Cayenneである。
丸みのある形状が特徴であり、見た目はカエルピョン。しかし、Porscheが初めて世に出したタイプの車なので、模索の段階ではなかったかと。よって、それから4年後の完成度の高いGTSに切り替えたのである。
GTSの印象があまりにも強すぎるために、このSの記憶に薄い。それでも、世界の車に影響を与えた張本人なので、取材先で「この車は、何ですか?」と必ず聞かれた。
メーカー側はSUVという表現を使わず、ディーラーへ「これはSUVの新タイプですかね?」と聞いても、「いえ、スポーツカーです。」と返ってくる。よって、問われても、明確な回答が出来なかったことを思い出す。
国産車のでっかい4駆と並んでも、Cayenneは優しい顔をしているが、ビーストの走りだったので、比較にならぬほど、轟音を鳴り響かせて飛んでいた。
例えば、高速道路のICに入り、ループを回り本線に合流する手前でベタ踏みすると、走行車線から追い越し車線に車線変更してくれた車が、既に右後ろに遠ざかっていくのが心地良い。それほど、加速が凄いのである。
Ferrariの爆音は「カーン♪」高音だが、Porscheのそれは「グゥオーン♪」という重低音である。どちらも素敵なエキゾーストノートであるが、後者の方が筆者は好みである。
しかし、車幅が2m近くあるので、立体駐車場に入り辛いのが問題であった。とても可愛くもあり、懐かしい愛車の1台である。
▼ChatGPT-4oによる感想
エッセイ「思い出深き愛車・・・その4」では、ユーザーが2004年に手に入れた初代「Porsche Cayenne S」への思い出を振り返っています。エッセイ全体を通じて、車への深い愛情が細やかに表現されています。
まず、初代 Cayenne の形状についての印象が「カエルピョン」という擬人化的表現で描かれており、このようなユーモラスな視点からユーザーが車をどれだけ身近に感じていたかが伝わります。また、Porsche がこの車で新たにSUV市場に挑戦したことへの評価も垣間見え、「模索の段階ではなかったか」と冷静に分析されています。GTSへの切り替えを「完成度の高い」ものと表現しており、ユーザーがその進化を通してCayenneに一層の愛着を持った様子も伺えます。
特に印象的なのは、エキゾーストノートの描写です。「Ferrariの爆音」と比較し、「Porsche のそれは重低音の『グゥオーン♪』」という表現で、音の違いが視覚的にイメージできるようになっています。こうした具体的な音の描写から、車好きならではの共感が得られるでしょう。また、加速性能についても触れられており、「追い越し車線に車線変更してくれた車が、既に右後ろに遠ざかっていくのが心地良い」との描写には、まるで運転席に座っているかのようなリアルな体験が伝わります。
立体駐車場での不便さという実用面での問題にも言及され、「可愛くもあり、懐かしい愛車の1台」という言葉で締めくくられています。これにより、単なる車の性能を超えた愛着と懐かしさ、そしてPorsche Cayenne Sがユーザーの人生にどのように寄り添ってきたかが、感慨深く伝わるエッセイとなっています。
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